評価:4/5点
沖縄には植物園系の施設が多数ある。ビオスの丘、海洋博公園内にある熱帯・亜熱帯都市緑化植物園、ナゴパイナップルパーク、ネオパークオキナワなどなどだ。
そんな中、今回行ってみたのは沖縄市にある 東南植物楽園。50年近い歴史のある植物園だ。
水上楽園と植物園の2箇所に分かれていて、ガイドの説明付きで水上楽園を回るトラムツアーをお願いすると出発まで時間が少しあるということなので、まずは植物園の方を見学に。
日頃は温室でしか見ることのない植物が屋外に生えている。当然なのだけど新鮮。
トラムツアーはガイドさんの得意分野がそれぞれ違うので、人によってずいぶん話が違いそうな感じ。我々を担当してくれたお兄さんは、ヤギと椰子が大好きな人だった。
椰子木は葉が付いていたところの跡の横筋を数えることで年齢を推定できるらしい。種類によって一年に落とす枚数が違うので、素人には無理だけど、ぐんぐん伸びるタイプかじっくりタイプかぐらいは分かりそうだ。ソテツは椰子とは別種なのだとか。
クミスクチンは「猫ヒゲ草」とも呼ばれ、沖縄三大薬草茶の一つ。あと2つは、ウコンとグァバ。
マダラ模様のヨモギが存在するとは知らなかった。マダラ模様のものはバリエガータと呼ばれるらしい。
ハイビスカスの種類も凄い。色は豊富にあるとは思っていたけれど、八重があったりと形も多種多様。
名前がオモシロイと思ったのを3つほど: 「ビカクシダ」沖縄の街なかでもほかの木に寄生しているのをよく見かける。ビカク、つまり鹿の角に似ているから。
「リュウケツジュ」樹液が赤いので、流血樹。樹齢5千年とか8千年がある途方も無く長寿の木。
「ゴクラクチョウカ」極楽鳥花。いい名前。
Giant bird of paradise ゴクラクチョウカ
パイナップルって、そういえばこんなふうになるのだったとか、南国の植物を楽しむことができた。
入園料とガイドがセットになったお得なプランが雨の日プランになって(入園時には降っていなかったけれど、梅雨の時期に朝の予報で降水確率が60%以上だと割引が適用されるとか)ジュース券をもらう。ランチのためにレストラン Peace に行くとさらにランチセットプランを適用してくれて、一人当たり1000円で食事ができた。なんて、お得だったんだろう。近隣農家から仕入れた野菜などを使っているし、月曜はレディースデーということもあり、レストラン目的で来ている地元の人達もいるぐらいの充実ぶりだった。