評価：4/5点
那覇に行ったからには小桜に寄らなければならない。22時を回っているが幸い宿がすぐ近くだったのでチェックイン後すぐさま行ってみた。桜坂社交街に一歩足を踏み入れると何だか様子が違う。なんと小桜の向かいに屋台村ができていて大賑わいではないか。
屋台村の賑わいに対して小桜の建物が静かなのでもしや、と一瞬心配したが小桜は相変わらず地味に営業しているようだ。店に入ってみると満席でしかも若い男性が多い。地元の会社員っぽい人たちが飲みに来ているのは喜ばしいことだ。
二階の座敷が空いているのでそちらに通される。11時閉店でラストオーダーは10時半だというがさっさと飲んで引き上げるつもりなので無問題。大将の姿が見えない。働いているのは多分大将の奥さんと若い男女なので娘夫婦なのだろうか。
二階席は初めてだ。ずらりと並んだ泡盛の一升瓶が壮観。昭和の雰囲気そのまま、というのもそのはずで、どうやら米国時代からほぼ変わらない形で営業しているようだ。そんな老舗だったとは知らなかった。
まずはオリオンの生で長旅の無事を祝い、料理を一気に頼む。塩ソーキ、スーチカー、豆腐ようは外せない。あとは島らっきょう、それに今までメニューになかったと記憶している伊江島のカマボコ盛り合わせを注文。
ビールの後は泡盛を一合だけ。今回選んだのは宮古島の太朗。なかなか美味い。
カマボコが実に美味い。今回はlulunの愛するぐるくんカマボコには出会えそうにないが沖縄のカマボコはやっぱり素晴らしい。付け出しのもずくは沖縄らしくしっかりと歯ごたえがある。
塩ソーキは軟骨がとろとろでやっぱり美味い。
島らっきょうはたっぷりで朝まで口が臭い。その後いたるところで大量に売っていたので今が旬のようだ（あとで聞いたところ春と秋に穫れるらしい）。スーチカーも美味だがシークワーサーではなくレモンが付属するのがやや残念。豆腐ようはいつも通りのはずだが、ううむ、泡盛館で売ってるやつの方が美味いかも。熟成期間が短い気がする。
やっぱり小桜は良い。次回沖縄に来た時にもあってほしいものだ。