カリブから帰ってからずっと週末は天気が悪かったのだが、この日曜日だけは快晴、しかも最高気温30℃という嬉しい予報。カヤックなんかどうだろう、と潮位を調べたら昼前に満潮が来る。これはニュージャージーのHackensack Riverに行くには絶好のコンディションだ。
前の晩に用意を初め、いつも通りLeli'sのパンとカプチーノの朝食を済ませ、9時半には家を出た。途中Bakewayでお昼を調達してPenn Stationに10時過ぎに到着。
いつも暑くてたまらないNJ Transitの改札付近には多数の冷風機と大型扇風機が配備されてとても涼しい。見てくれは悪いがようやく文明国になったか、と感慨深い。
Secaucus Junctionで降りて勝手知ったる道をLaurel Hill Parkへと向かう。さらに新興住宅地が拡大しているし、恐竜展をやっていた空き地には高校ができるらしい。去年来なかったから2年の間にだいぶ変わったな、と思ったら3年ぶりだったようだ。
その間にHackensack RiverkeeperのWebサイトも変わったし、システムも少し変わって電話予約が不要になった。小屋に近づくと明るいねえちゃんが受付してくれる。元気なのはいいがパドルを忘れたり、運ぶカヤックを間違えたり、潮の流れを逆に教えてくれたり色々心配だ。きっと今シーズンの新人なのだろう。
嬉しいことにカヤックとパドル、地図以外にドライバッグを貸してくれるようになった。少しだけどここも進歩している。
向かい風で白波が立ってる Laurel Hill Park付近
オレンジと青のカヤックに乗って11時過ぎに出発。満潮は11時45分頃なので入ってくる潮に乗ってできるだけ先に進んでおきたい。あいにく向かい風で水面にはけっこう波が立ってる。
青いカヤックのlulunは暴走族のように蛇行運転しているがなんでもコントロールが難しいそうだ。オレンジの方はそんなことないがシートがあまり良くないので腰に負担がかかる。
先方にオレンジ色のカヤックの一団が見える。手前の方の湿地に向かっているようだ。さてはこれでオレンジが足りなくなったので青を出してきたのか。
Upper Hack Bridgeを過ぎたら川が広くなるせいか波が静かになった。あの波は潮と風の向きが逆だったからなのだろうか。
続いてHX Draw Bridge下を通過。満潮なので頭がぶつかりそうだ。前回は次々と列車が通るところが見えたのに今回は全然通らないのがやや不満。
左手にMetLifeスタジアムを見ながら進む。手前は大きな工事現場なのでアウトレットでもできるのだろうか。
前回もあった難破船は健在。
あまりにもlulunが漕ぎにくそうにしているのでRiver Barge Parkに上陸してお昼にすることにした。潮が止まる前に急ぐ。
今回は船に乗りに来ている人たちがちらほらいる。ちょうどボートを降ろそうとしている人たちがいたのでじゃまにならないようにカヤックはスロープの横まで引き上げておいた。
ボート用の倉庫がある以外は何もないが、一応飲み物の自販機はあるしなんとエアコン付きトイレもあるのでカヤックの休憩スポットとしては申し分ない。
木陰でお昼を食べながらまた次の人がボートを降ろすのを眺める。車にトレーラーを付けてバックするのだが、思った方向に曲がらずに四苦八苦している。なるほど免許が別になってるぐらいだから牽引って難しいのか。
カヤックを交換して折り返す。なるほど青い方のカヤックはすぐに曲がるのでストロークの度に力を微調整しないとまっすぐ進まない。ただしこっちのほうがシートが柔らかいので腰には優しい。
午後になって夏らしい雲が出てきた。時折日陰になるのは嬉しい。帰りは追い風になるはずだったがいつの間にか向かい風になっている。そういえば前回も風が強くてなかなかゴールに辿りつけなかった。
HX Draw Bridgeを渡るNJ Transitの車両
HX Draw Bridgeを過ぎたところで列車が橋を渡った。lulun大喜び。
帰りに湿地の中も漕いで行くか、と言っていたけど少し疲れたし腰も痛いのでまっすぐ戻ることにした。いつもは岸に接近すると係員が見つけて上陸を手伝ってくれるのだが二人でくつろいでいて気がつかない。なんとか自力で上陸。
いつもより距離は短かったしさほど暑くもなかったのだけど二人とも疲れたのでまっすぐ帰宅。シャワー浴びてモヒート作って晩ご飯はデリバリー。良い一日だった。