評価:3/5点
台南の食べ物を調べていて田ウナギを使った汁麺があることを知った。田ウナギといえばベトナムのあいつやあいつのことか。それは食べてみなければ。
しかも汁麺には意麺を使うとある。台南に来てから知った意麺だが二人とも大いに気に入ったのでこれは期待が高まる。
田ウナギ麺屋は色々あるのだが宿の近くにある阿江炒鱔魚を選んだ。屋台が毛が生えた程度の小さな店で昭和を感じる。かなり繁盛していて観光客も来るので有名店なのか?
壁のメニューによると料理は3種類。麺の種類が違いだけの汁麺が二種類と意麺の焼きそば。もちろん意麺の汁麺を選択。見ているとほぼ100%の注文がこれだ。
店員はおっさんが3人で、そのうち一人がほぼすべての調理を受け持っている。あと二人はホールと会計、ウナギの配分調整ぐらいしかしないのだが給料は違うのだろうか。
調理担当のおっさんがタマネギとウナギを炒めてスープ、甘い醤油と黒酢が主体の調味料を入れ、とろみを付ける。そいつを茹でてある意麺の上にたらして出来上がり。一回に3〜5食分作れるようだ。
食べてみるとやっぱり甘い。というかこれはお菓子の範疇に近いぐらいの甘さだ。ウナギはほぼアナゴの味で、強火の香ばしさと黒酢、胡椒で一応バランスが取れてる。けっこううまいけどうーん、この甘さは何とかならんか。
注文が一段落すると調理担当のおっさんが同じ中華鍋で意麺を茹でる。スープを別としたら火が一つしかないのにお店をやっていけるというのは尊敬。
同じ田ウナギだけどベトナムもmien luonとは全く違うので驚きと少々戸惑いを覚えるが、意麺屋はいくつもあるので別の店でも試してみたいところだ。それに焼きそばも気になる。次回の課題としよう。