ボストン:1日目

2014年10月4日(土)

一週間ほど前に 10月6日の月曜日は kame の職場はお休みで三連休になると気がつき、慌てて小旅行を計画。紅葉を楽しみたかったが、運転をしない我が家は足の問題があるため諦めて、かねてからの懸案の一つであったボストンに行くことにした。

土, 2014-10-04 12:16 - First Baptist Church of BostonFirst Baptist Church of Boston

準備期間は一週間。図書館からガイドブックを借り、ネット情報もチェックして急遽予習に励む。全米22番めの大きさの街という説明に、そんなに小さいのかと驚く。

Penn Station 8:03発のアセラに乗るために、早起きして小雨の中出発。発車20分前にAmtrakのエリアに到着。ちょうどいい具合だ。ほとんどの人がスマフォ切符。紙にプリントした切符を手にしているのは極少数派だ。ほんの数年で急激な変化。あと10年、20年後に時代の流れについていけないような予感。

土, 2014-10-04 11:31 - Boston Back Bay駅のAcelaBoston Back Bay駅のAcela

Acela Express は、米国版新幹線。電車の旅は時々しているもののアセラは初めて。足下が広くてゆったりしている。狭くて窮屈だったフランスのTGV とは随分違う。イーストリバーの海底を抜けて地上に出ると、いままで長い間道路側から見続けたロングアイランドシティの見慣れたエリアへ。線路側からの風景は新鮮なものの、周りに見える物自体はお馴染みだ。わが町アストリアに入るといよいよ待望の橋へと進んでいく。いつも部屋から見ている橋。今日は電車の中から自分たちのアパートを探す。視点の変化って楽しい。

土, 2014-10-04 07:53 - Acela車内Acela車内

あまりにもゆっくり走るので、アセラに乗っているという事実を忘れてしまいそうだ。lulunはこれで満足なので、リニアなんて浪費としか思えないなどと考えているうちにニューヘブンを過ぎたら本領発揮。高速で走りだした。途中、街が出てきたり、海が見えたりと景色が変わり列車の旅は楽しい。北上するに従って、紅葉が進んでいるのを確認できる季節だ。

土, 2014-10-04 11:33 - Boston Back Bay駅Boston Back Bay駅

終着駅はボストンの South Station だが、今回の宿のある Back Bay にも駅があり停車してくれる。東海道新幹線の東京駅と品川駅のような関係。周りの多くの人達が降りる用意を始めるので、随分降りるんだなと思っていると、なんとBack Bay 駅だった。えっ!もう着いたの?と慌てて荷物をまとめて降りる。あっという間の3時間半。ホームに降り立ったら昔の写真があったりと、テンションが上がる駅だ。

土, 2014-10-04 11:34 - Boston Back Bay駅Boston Back Bay駅

ホテルに荷物を置きに行く前に、地下鉄の一週間券(一日券$12、一週間券$19)を買っておこうと駅構内外を歩いてみるが、チャージする機械はあるものの販売窓口が見つからない。一旦外に出てから再度中に入ってみると、なんとAmtrakの切符売り場の横が Tの切符売り場ではないか。そこは、電車を降りた後上がってきた階段の真正面。Tの巨大な文字が全く目に入らずに、すべてAmtrak の窓口だと思い込んでいた。

土, 2014-10-04 11:51 - Boston Back Bay駅のBMTA窓口Boston Back Bay駅のBMTA窓口

今回のホテルは Copley Square Hotel。Amtrak駅にも地下鉄駅にも近い便利な立地だ。

月, 2014-10-06 09:37 - Copley Square HotelCopley Square Hotel

毎日夕方にワインサービスもあるという我が家らしからぬランクのホテル。kame が直前売り出しを発見してくれたのだ。部屋の用意がまだなので、荷物を預けて出かける。

土, 2014-10-04 16:54 - Copley Square Hotelの部屋Copley Square Hotelの部屋

土地勘がつかめないまま遠回りなどしながら、最初のランチに白羽の矢を立てていた Piattini に。ついでに、さらっと Back Bay エリアの街歩きもできたし、ボストンの共用自転車システム Hubwayもすぐに発見できた。

土, 2014-10-04 12:10 - Copley Squareに並ぶHubway自転車Copley Squareに並ぶHubway自転車

ボストンの第一印象は、ヨーロッパの香りがニューヨークよりも強い。道幅や歩道が広くてゆったりしており、静かで白人が多い。

土, 2014-10-04 13:14 - Back BayBack Bay

ランチの次は、ボストン美術館を目指す。Copley Square 駅で地下鉄の改札機を通ろうとすると、kame のカードがはねられ、係員に対応してもらうようメッセージがでる。しかし側に係員などいないので Back Bay駅まで歩いて行く。

日, 2014-10-05 16:34 - Charlie TicketCharlie Ticket

切符を買ったところで再発行してくれると思いきや然に非ず。誰か他の人の後についてそのまま改札を抜けろという驚きの指示。いざという時は切符を見せれば良いのだろうが、どうもやましいことをしているような気分になる。

土, 2014-10-04 13:21 - 地下鉄Copley Square駅地下鉄Copley Square駅

再び Copley Square駅に戻って仕切り直し。まるでパリの地下鉄のような入口ではないか。ここから乗る緑の線は、なんと電車ではなくトラムだった。

土, 2014-10-04 13:43 - 地下鉄Copley Square駅地下鉄Copley Square駅

新しい車両も導入されているようだが、まだ古い車両も活躍している。

土, 2014-10-04 13:54 - 地下鉄緑の線はトラム地下鉄緑の線はトラム

土, 2014-10-04 13:55 - 地下鉄緑の線はトラム地下鉄緑の線はトラム

3世代のトラム車両を比べると、やはり一番古いのが好きだ。

土, 2014-10-04 13:54 - 地下鉄緑の線はトラム地下鉄緑の線はトラム

ボストン美術館の後は、宿に戻って、部屋で一休み。夕方、食事に出かけようとしたら、ロビーはワインを飲んでいる人で混雑。お腹も空いたし、ワインは帰ってからにすることにして Island Creek Oyster Barを目指した。お陰ですぐに席につくことができ、ボストンのシーフードを堪能できた。

宿に戻ってみるとワインサービスは終わっている。時間制限があったのか。ハードだったけど、楽しく旅のスタートを切ることができた。