2015年1月22日(木)
kame は順調に回復し、滑る気満々だ。本来ならもう一日休んでおいてもらいたいところだが、スキーが出来る日は今日と明日しか残っていない。かなり普通の食事に近いものが食べれるようになってきたし、スキー許可を出すか。
今日の日替わりは、なんとメキシカン。厨房にいるメキシコ人が作ったそうだが素晴らしい。将来が楽しみだ。
昨夜から冷え込んだ。気温が上がってきてはいるものの宿のあたりでまだ氷点下14℃(体感-19℃)、山の上はもっと寒いはず。厳しすぎるので少し遅目に部屋を出ることにする。
時間を潰している間に、明日の最終日は長いスキーを借りて滑ろうと、ネット予約などをさらっと済ませてしまう。kameがこういうの得意で助かる。元気になってきた証でもある。いいことだ。
雲ひとつない真っ青な空が広がる。10時近いのに、今日も人が少ない。木曜日なのにどうしたのだろう。寒さに怖気づいているのか。リフトが空いている内に、12番リフトの上まで一気に上る。
昨日降った雪は僅かだが、日曜と月曜に滑った後寝込んでいた kame にとっては、月曜の夜にたくさん降った雪の後を滑るのは初めてで喜んでいる。
14番 Gold Hill Express で See Forever に出る。素晴らしい眺めだ。滞在中に一度は来たいポイント。ただし、コース的には面白く無いので滑るのは一度で十分。写真を撮っていると、二人のところを撮ってあげようかと声をかけてくれる人がいる。優しいね。丁重にお断りしたけれど、たまには二人で写っているのがあっても良かったかもしれない。
See Forever から Woozley's Way に出てお目当てのBon Vivant Restaurant でのんびりと昼食をとってから、いつもの Prospect Bowl に戻る。
Sandia に雪がたっぷりで楽しい。午後になり、少しずつ人が増えてきた。学校から来ているのだろうか、地元の子供たちらしき団体がいてみんなウマすぎる。
海抜3601mの High Camp Warming Hut でひなたぼっこしたり、病み上がりの kame に無理がないように楽しむ。明日は長いスキーになるので森の中は今日の内に楽しもうと森へ入っていく。kame、嬉しそう。
病み上がりだから早く上がるようにという話していたけれど、しっかり遊んだ。まあいいか。でも、さすがに疲れた。
部屋に戻ってスキー後恒例のジャグジーでくつろいだ後、バタバタと夕日を見に行く。綺麗だが。冷え込んでいるし、湯冷めしそうなので、しばらく見ていて引き上げる。
散歩の時に、山頂レストランでのディナーに運んでくれる乗り物が待機していた。いわゆるオープンカーなんですが、マジですか。特に飲んで戻るときなど凍りつきそうで怖い。
散歩から戻ってしばらくしてから、lulun の原因不明の嘔吐が始まった。下痢はしないし、頭痛もない。まさか、いまさら高山病でもないだろうし。悪寒もない。実はジャグジーに入っている途中から「少し気持ち悪いな。クッキーを食べただけなので当たるわけないし、何故だろう?」と思っていたのだが、完全にダウン。夕食も食べずに寝る。胃が空っぽになった時点で、胃薬を飲んで再び寝る。
kame は前日の夕食の残り物の鶏などをつまんで夕食にしたらしい。そして、洗濯など lulun の仕事も kame が引き受けてくれる。何をネットに入れて洗うべきなのかや、洗濯機の操作の仕方が分からずまごついたりしていたが、ありがたい。洗濯機が静かになって、洗濯物を干すことを忘れてしまいそうだったらしいが、無事に最後まで終了。感謝感謝。
kame はあまりの lulunの症状の異常さに、ネットで調べたりしながら、寝ずに様子を見ていなければヤバイのではと思ったらしい。lulunの症状が落ち着くと。まぁいいかと寝たらしいが、lulun 本人は自分のことで手一杯でよく覚えていない。
まさか、こんなことが待ち受けていたとは。思いもよらない一日の終りであった。