評価:4/5点
lulunの誕生日にどこに行こうか、と二人で思いついたのがVestaだった。きっちり一年ぶりだがもっと間があった感があるのはアストリアに引っ越してからあちこちで食べているからだろうか。
Roosevelt Islandで花見をしてから自転車でVestaへ。けっこう繁盛している。良いことだ。
この店は固定メニューがないので前回食べたリブアイや鴨がないのがちょっと残念。そのかわりにハッピーアワーが月〜金に拡大されており、ワイン一本と肉とチーズのプレートがセットで$30というセットをlulunが目ざとく見つけた。店員に訊くとワインは赤ならNegroamaro、白ならPinot Grigioになるという。迷わず赤を注文。昨晩もワイン一本空けちゃったけど仕方ない。
ワインは若いし高級感はないが適度にコクもあってなかなか良い。Amaroというのはイタリア語で苦いという意味だそうで、いくらか野性味があるあたりガルナッチャに近いか。気に入った。
肉とチーズのプレートは予想以上に豪華でびっくり。メニューで見て気になっていた鴨のプロシュートがしっかり載っているのが嬉しい。あとはソフトサラミ系とチーズが2種類、パン、ジャム、フェンネルの酢漬け。どれもいいが鴨のプロシュートがとてもいい。特に半透明になった脂がうまい。そのうち久しぶりに作ってみるか。
フォカッチャとDonna Marzia Negroamaro
そうこうしているうちにほぼ満席になった。奥のテーブルは誰かの誕生パーティーらしいが、火曜日からこれだけ混むのだから大したものだ。ホールとバーはチーフらしき男とラティーノの二人だけで回しているが、テキパキと無駄がない動きだがにこやかで忙しさがない。こいつらできる。
ピザは皮が極薄で前回も気になったものだ。3種類あるがトッピングをひねった2種類はタマネギを使っているので却下。シンプルにマルゲリータに落ち着いたがこいつがなかなか美味い。トマトソースがフレッシュなのもいいし、バジルの香りもよろしい。
トマト味がかぶってしまったが、こちらの肉団子もうまい。ソースがかなり塩気が強いのチーズ(確かパダーノ)がたっぷりかかっているからかもしれない。柔らかくてふんわりしているのだがつなぎには何を使っているのだろう。
かなり満腹だけどここでBaby Jesus Cakeを食べないわけにはいかない。見た目よりは軽いしケーキ自体は凄いということはないのだが、キャラメルソースが美味。クリームと合わせるのも正解だ。
やっぱりVestaは良い。もっと頻繁に行かねば。やっぱり平日のハッピーアワー狙いが正しいか。ハッピーアワーといえばPsariにも行かねば。困ったことだ。