評価:5/5点
3日目の晩は満を持してイセエビを食べにBistrot Caraïbesへ向かった。TripAdvisorで一位、仏語ユーザーも高く評価している店なので早くから期待していた店だ。宿に10%引きクーポンがあったのもありがたい。
kameは実は朝からちょっと喉が痛かったのだが、たいして悪化もせずに一日過ごせたので体調的には行けると判断した。これで体調を崩して食べられなくなったら悔しすぎる。
人気店だけあって客はけっこう入っている。奥のテーブルに案内され、メニューを物色。イセエビは決まっていたがほかの料理も美味しそうなのでなかなか困る。結局またもやフォアグラ、それにエスカルゴとマッシュルームのクリーム仕立てを選んだ。ワインはシャブリとメルローを一杯ずつ。パンは普通。
店頭の生簀まで行ってエビを選ぶ。水中にいるので大きさがよくわからないが、中ぐらいのやつを選んで量ってもらう。1kgちょっとなのでいつも食べているロブスターよりはだいぶ大きい。500g30ユーロなので大奮発だ。
エスカルゴとマッシュルーム濃厚なクリームソースに沈んでいる。味はほぼ見た目の通りなのだが、すべてが予想より一段上を行っている。うまい。さすがだ。
フォアグラは写真の通りプレゼンテーションも見事だが、Auberge Gourmandeがフォアグラをこれでもかと投入していたのに対し、こちらはお上品にバランを取ってきている。ソースはマンゴーなのだが、意外と甘くなくて酸味が強くフォアグラなのにしつこくない。見事。
そして本命のイセエビ。調理法も炭焼きグリル、ガーリックバター、クリーム焼きから選べるのだが、ここは当然クリーム焼きだろう。神戸時代にロカマドゥールで食べていたやつだ。
運ばれてきた皿を見ると、うお、これは思ったよりデカい。水槽にいると小さく見えるということは覚えておこう。プリプリの身が殻の中にびっしり。当然うまい。
脚が太いのでけっこう食べるところがある。胴体も同様。二人とも黙々と食べる。
食べ終わったら店員が白いマシュマロのようなものを持ってきた。液体をかけるとそのマシュマロがむくむくと成長しておしぼりに変身。なーんだ、食べ物じゃないのか。
満腹だけどデザートも食べたいのでプロフィテロールを注文。チョコとナッツのソースがうまい。
最後には生姜ラム。甘くて辛いが痛い喉に心地よい。我が家でも作っておくといいか。
さすがにBistrot Caraïbesは評判通りだった。サン・マルタンに来たら一度は立ち寄らなければ。