Little Italy: Nyonya

評価:4/5点

だいたい「東南アジア料理」や「アジアンフュージョン」の看板を掲げている店はまともな料理を作れない可能性が高いので日頃は避けている。同様に中華街にある東南アジア料理屋も信用できないので避けている。Pho Bangが例外といえば例外だが、これもギリギリだが一応Little Italyにあるので厳密に言えば当てはまらないかな。

火, 2015-07-14 19:46 - NyonyaNyonya

ところが火曜日の晩、City Winery裏でのライブの後に食べに行くところを探していてNyonyaが目に留まった。基本はマレーシア料理だがタイやインドネシアの料理も出すし、場所も一応Little Italyだが立地としてはかなり微妙。でもYelpでの評価は高いし写真を見てもなかなか美味しそうなのだ。Joe Pugを観た後、試しに行ってみることにした。

NyonyaはLittle Italyのメインストリート、Pho Bangから数歩のところにあった。間口は狭いが奥は隣の店の背後まで広がっていて実はかなり広い。これはBahari Estiatorioと同じレイアウトだが徐々に事業が大きくなったのだろうか。

予想に反して小奇麗な店内はけっこう混雑して客の3/4ぐらいはアジア系。普通なら良い印だがチャイナタウンが近いので判断材料にはしにくい。

メニューはけっこう充実しているのでしばらく考えこんだが、チャークエイティオとスペアリブのカレーを選択。ロティチャナイやイカゲソ炒めも魅力的だったが今回は見送った。

広いこともあってホールには人数をかけているが厨房は混んでいそうでなかなか料理が出てこない。お茶を飲みながら待つ。

火, 2015-07-14 20:09 - NyonyaChar kway teow チャークエイティオ

運ばれてきたチャークエイティオはテーブルに着地する前に既に香ばしい香りがする。これは良いぞ。味の濃い料理だが食べてみると見た目ほどはくどくくなく、具もしっかり入って充実している。炒めものの水準が高いのはチャイナタウンが近いから、ということはあるだろうか。

チャークエイティオを食べ終わったけどまだカレーが出てこない。店員が片付けようとするのでカレーがまだなんだけど、と言うとどうやら忘れられていたようだ。さらにしばらくしてから熱くするからもう少し待って、と言っていたのはあまり意味がわからなかったがいずれにしろ待つのみ。

火, 2015-07-14 20:28 - NyonyaCurry spare ribs スペアリブのカレー

カレーはスペアリブとジャガイモ入りで一見日本のカレーのようだ。カレー粉を使っていそうなところも日頃食べている南アジアのカレーとは違うのが新鮮だが、味はかなり優秀。タイほどではないがほのかな甘味があり、醤油の風味もしてうまい。スペアリブもとても柔らかく仕上がっている。ご飯を注文してあったのだがこれも忘れられていたようで、ここの店員とやりとりするのはやや嫌気がさしていたもののこのカレーにはやっぱりご飯を合わせたい。通りがかった店員が「ご飯いる?」と訊くので持ってきてもらったら、うむ、やはりこの食べ方が正しい。けっこうお腹いっぱいになったけどつい食べてしまう。

これは予想以上の出来だ。lulunは早くも平日昼の7ドルランチ(これは丼ものらしい)をチェックしている。あとでわかったことだが、Sunset Parkにも店舗があって実はlulunは一度試している

職場の近くにあれば利用したいところだ。今後のCity Winery帰りのローテーションに組み込んでおこう。