評価:4/5点
カナディアンロッキーから帰った翌日は地元アストリアで2つもお祭がある。夕方涼しくなった頃を狙ってすぐそこの30th Aveのストリートフェアへ出かけた。
ストリートフェアといえばだいたいいつも円錐形の焼き網が目立つアルゼンチン焼肉屋が来ている。今まで気にはなっていたが試す機会がなかったのだが、今回は晩ご飯に買って帰ることにした。
ぐるぐる回る焼き網の壁面(?)にカギがあってそいつを肉に刺して遠火で焼くという仕掛けのようだ。下には炭が置いてあるのが見える。
ひとつちょうだい、と声をかけるとガウーチョみたいなおっさんが大きなナイフで肉を切ってくれる。どんどん切ってポイポイと容器に入れていくのでかなりの量の肉だ。お値段は17ドルだったのでこういう店にしては仰天の高さだ。ストリートフェアで単価が10ドルを超える食べ物なんてほかにあるだろうか。
テーブルの上には付け合せのバナナとキャベツのサラダが。
帰って開けてみると肉がぎっしりで下にあるサラダとバナナなんか見えもしない。茹でたジャガイモが付属していることはわかる。ご飯が付いてこないところはコロンビアやエクアドル、ドミニカあたりと一線を画している。
この肉が煙くて適度に歯ごたえがあって噛むごとに深い味わいを感じる。幸か不幸か昨日食べたアルバータ牛よりずっと美味だ。ちょっと複雑。
これはいいぞ。Zeppole、ルクマデス、ポップコーンと並んで夏のストリートフェアの楽しみが増えた。