2015年7月24日(金)
旅は終盤。朝食のパンを買いに行く時に上を見上げるとわずかに青空が見える。パン屋のお兄さんの話によると、明け方に停電があり、一部のインターネット・プロバイダーがまだ復旧していないとか。そのため、パン屋ではクレジットカードが使えず、現金のみとの張り紙が。結構現金を持っていなくて買えない人がいるそうだ。現金をほとんど持たずに旅をしているのかと驚く。
パン屋のある Samson Mall からは、キャンプ場、Lake Louise、Moraine Lake、Lake Louise、村を巡回するシャトルバスが一日5本出る。これは車なしで来た時に使えそうだ。
宿の庭に住んでいるプレーリードッグがウロウロしている。可愛い。朝の買い出しのご褒美かしら。荷物を車に積み込んで9時半ごろに出発。雲が広がってしまった。雨が降っていないだけいいか。宿には観光バスが4台も。随分大勢泊まっていたようだ。昨夜レストランが混んでいたはずた。
レイク・ルイーズからバンフに向かう道は、幹線の1号線とは別に 1A という道(旧道)が平行して走っている。1Aの方が少しばかり距離が長くなるが、景色の良い所を眺めるスポットがあったりと楽しい。立派な角を持った鹿に遭遇してテンションあがった。
今日の観光第一弾は、Pilot Pond。駐車場から少し下って行かなければならない。そのため、lulun母は車のところでお留守番。
駐車場に近いところの木がどれも同じぐらいの高さのところで黒と白に色が分かれている。鹿か何かに皮を食べられてしまったのだろうか。
山火事跡にはピンクの花がいっぱい。美しい。
続いては、BackswampとBow Riverを望む眺望スポットへ。この水の色とももうすぐお別れだ。バンフに近づくと雪渓のある山が全くない。山が低くなったのがよく分かる。
この辺りは、1883年にバンフで温泉が見たかったのを機にカナダ政府が国立公園にしたエリア。老舗の観光地で、ずいぶん賑わっている。
まずは街を通り抜けて、すこし外れたところにある有名な Banff Upper Hot Springs という温泉に。まだお昼前だったためか恐れていたほどは混んでいなかった。みんな水着で一見温水プールのようだが、泳いではいけないことになっている。
30度のお湯のプールでのんびり。おすすめの浸かり時間は10分。お湯に入ったり出たりを数回繰り返してあたたまる。疲れの溜まってきた lulun 母は、フワフワするとお湯に入らずに外で待機。お湯に浸かると疲れは取れるだろうが、高血圧なので難しいところだ。
そして、バンフの街に戻って昼食。3軒ほど候補を考えていたうちから、すぐに席を用意してくれるというケイジャンのお店 Toolouou's に。
少々辛いのと、香辛料の使い方にあまり好評ではなかった感じ。観光地だし、もう一つの候補、ほぼお隣のCoyotes Southwestern Grillでも似たような結果だったろうか。
スーパーでお土産物など買物をして、駐車場に戻るとポリスの姿が。実は足元のおぼつかない lulun 母がいるのでハンディキャップ用の駐車スペースに入れていたのだが、専用スペースを利用するには札を取得して、駐車中はそれをつけておかないといけないらしい。今回は特別に見逃してもらったが、本来は罰金 $250だとか。高い駐車料金&授業料になるところだった。2時間までは無料の駐車場が高く付くところだった。
ガソリンがだいぶ減ってきたので、初給油。機械のところまで行くと、カナダ発行ののクレジットカードしか使えない。持っていない人は事務所で手続きをしなければならないらしい。無事、満タンに。
バンフの街から Lake Minnewanka に行く途中に廃墟があるというので、これは外せないと寄ってきた。Bankhead という炭鉱跡で、最盛期には1500人もの人が住んでたというが、1904年から1922年という実に短い命の村だったようだ。
掘られた石炭の質が悪かったことと、労働者のストライキが絶えなかったことなどで閉じたらしい。お散歩して回るには楽しいところ。
そして、広い Lake Minnewanka のほんの一部にも挨拶。曇っていても水の色が美しい。
さあ、ここからは一路カルガリーへ。高速を走り始めると、すぐに山は何処へと思うほど急に平地の世界へと変わってしまった。今日の移動は長いので、途中カジノとホテル以外はなにもないところで一休憩。カルガリーに入ると、オリンピックを思い出すジャンプ台が目に入る。
宿は空港近くの Staybridge Suite Calgary。似たようなホテルが何軒もあるエリアだ。2ベッドルームでキッチンもある大きな部屋に6人で泊る。
最後の晩餐は Cattle Baron でステーキ。
宿に戻ってから、最後の宴会。だけど、やはり疲れが溜まってきたのだろう、最後の数日はだんだんと飲む量が減ってきた。お疲れ様でした。