評価:4/5点
今回のセントルシアの旅で大いに気に入ったビーチがAnse Mamin。有名なAnse Chastanetから砂利道を5分ほど歩いた先にある静かなビーチだ。
Anse Chastanetと比べると設備やアクティビティといった面で劣っているが、逆に言えば人が少なく落ち着いてゆったりとした空気が流れてとても我が家好み。土曜日なのに人がほとんどいない。もしかして土曜日はホテルの客が入れ替わる日なのではないか。そのくらい少ない。
ここにはAnse Chastanetのホテルが経営している小規模なバーはある。一応Jungle Grillという名前がついているそうだが、建物はあるものの焼き物の調理は屋外だし客席は砂浜に木のテーブルを置いて傘を立ててあるだけだ。最初は飲み物ぐらいしか手に入らないと思っていたが、前々日にセイロのような容器に入ったサンドイッチらしきものを取り寄せている人たちを目撃していたので軽食ぐらいはできそうだ。海から吹く風が心地よい。スタッフも暇そうでその分ゆったりしているのも好ましい。
ここでもPitonビール。冷えたジョッキに丁寧に注いでくれる。Pitonはこの島の気候に実に合う。
テーブルにはバナナケチャップという不思議な調味料が置いてある。味見をすると甘みと酸味があって意外といける。
バナナケチャップはバナナチップスとも合うしバーガーやロティに合わせてもいい。元々トマトケチャップも使わない我が家なので買って帰ることはないが、ケチャップ好きの家庭では人気が出るかもしれない。
バーガーは割高だが食べてみたらかなりいける。どこがカリビアンなのかは忘れたが、海の家でこのクオリティは立派だ。
ロティも前々日に食べたものと実質的には同じものだが、こちらの方がだいぶ印象が良いのは具がフィッシュカレーだからか、それともお供のパイナップルチャツネがけっこういいからか。
大いに気に入ったAnse Mamin唯一の商業施設なのでこのJungle Grillの存在意義は大きい。内容的にもなぜか本家Trou au Diableより上なのはAnse Maminの魔力ということにしておこう。