評価:4/5点
シアトル最後の食事はまたしてもベトナム料理。NYには良いベトナム料理屋がないのだから、Atlantic Cityに行くことを考えたらこの機会に食べておかねば。
間一髪でバスに乗り遅れたので、宿から荷物を引きずってSeattle Centerを横切る。幹線道路に沿いの安ホテル群の中にDM Café & Deliはあった。
地味で質素な佇まいで、店内はテーブルが3つぐらいのテイクアウト主体の店だ。タイプとしてはNam Namに近い。ちょうどお昼時なのでlulunとkameと入れ替わるように大量のデリバリーが出かけたし、近所の会社員や市の職員がお昼を買いに来ている。こんなところに荷物を持ってくる観光客は珍しいようで店のおばちゃんがちょっと興味を示している。
メニューはバーンミーや麺類、ご飯、それにコーヒーやバブルティーが主力だ。ここではまたしてもフォーとブンを注文。バーンミーは機内用に持ち帰ることにした。
ブンは豚肉のグリル載せを注文。麺の上に肉と野菜が載っていて、そこに甘酸っぱいタレをかけて食べるところは標準的なのだが、この肉が香ばしくてうまい。野菜にタイバジルが混ざっているのも好材料だ。
フォーは今回は鶏バージョン。無化調なのが売りでけっこううまい。
そうこうしているうちに豚肉のグリルが品切れになった。客のほとんどがこいつを選んでいるので人気があるのは間違いない。早めに着いて良かった。
機内用のバーンミーはスタンダードにを選択。作ってから少し時間が経ってしまったが、パリパリのバゲットにバランス良い具でなかなか完成度が高い。これが$3.50なのだから安い。みんな買いに来るはずだ。
せっかくだから最後に久しぶりのベトナムコーヒー。これもちゃんとしていてうまい。どろりと溜まった練乳を小さなスプーンでまぜまぜしながら飲むのも良いものだ。バブルティーはあるがスイーツ類がないのは残念。パンダンケーキでもあれば買って帰ったのに。
シアトルのベトナム料理屋は普通の街角になにげなくある店が美味いのではないか、という推測はどうやら当たっていそうだ。満足して荷物を引きずって店を出、空港へ向かった。