上海:滴水洞

評価:3/5点3 stars

古意に続いてもう一軒湖南料理屋に行くことにした。古意が良かったことと、もっと真っ赤な普通の湖南料理を食べてみたかったからだ。

滴水洞滴水洞

お腹が空いたので4:30に早くも入店。店内はガラガラで、店員が居眠りしたりしている。庶民的な雰囲気で大体求めていた通りの予感がする。よしよし。出されたお茶を一口飲むとまずい水を使っている。まあこのレベルの店なら仕方ないか。

滴水洞の店内店内

注文したのは酸豆角肉泥(豆とひき肉の酸っぱ辛炒め)、回鍋肉、蒜茸豆苗(豆苗のニンニク炒め)。

Dscf4059-Small酸豆角肉泥

最初に出てきたのがこの酸豆角肉泥。いんげんのようだがもっと弾力があり、ちょっとニンニクの芽のような食感。酸っぱくて辛い湖南料理の特徴が良く出ている皿だ。

Dscf4060-Small爆回鍋肉

回鍋肉は写真の通り唐辛子で真っ赤だが、見た目ほどは辛くない。そりゃ辛いのだが、この唐辛子は普通に食べられる。たまに強力に辛い子がいるので甘く見てはいけないが。唐辛子に気を取られるが実はニンニクの量も半端じゃない。帰国当日は避けた方が賢明だろう。肉の下味がしっかりついているようで、噛むほどにじんわりと味わいが広がる。

Dscf4062-Small蒜茸豆苗

辛くない物を、と注文した豆苗だが、ニンニクが効いていてぴりりとする。まあ他の2皿と比較したら全く辛くないのだが。豆苗はシャキシャキでなかなか新鮮な味わい。参考になる。

Dscf4063-Small楊州チャーハン

前日に悲惨な楊州チャーハンに遭遇していたので、この日は汚名返上を期して注文。テーブルに置かれたチャーハンを見るとまともなので一安心。食べてもちゃんとしているのでそうそう、こうでなくちゃと納得。ベーコンと椎茸のうまみがよろしい。

喉が渇いたがビールがなくなったのでまずいお茶を飲んでみると、不思議と水のまずさが気にならない。唐辛子で口内の味覚芽が破壊されたのだろうか?それも織り込み済みでまずい水を使っている、ということはないだろうが。

夜ベッドで寝ていると暑さと脈の速さに目が覚る。エアコンの設定は変えていないから暑いはずはないし、わけもなく心拍数が上がっている。寝苦しい夜を過ごしてlulunにその話をすると、lulunも同じで良く眠れなかったそうな。果たして唐辛子の効果なのか、それとも大量のニンニクか。