北海道:12日目

2007年7月11日(水)積丹岬ハイキング

天気がよいのは嬉しいが、山の上と違ってテント内の気温がどんどん上がるので暑くて寝ていられなくなる。5時頃には起床し、ウニ丼に備えて朝食を軽くとる。今日はのんびりする日なので、地図などを見ながら明日の予習をしたりしながらゆっくり過ごす。

7時50分、出発。昨日と違って風が弱いので走るのが楽だ。30分足らずで日司に到着。さとう食堂で第一昼食(時間的には第二朝食か?)とする。

日司からの眺め日司からの眺め(野塚方面)

積丹岬キャンプ場への坂を上がったところに自転車を置いて、9時から積丹岬の散歩開始だ。シララの小道と呼ばれる遊歩道があり、海岸沿いの景色を楽しめるようになっている。まずは、かつてニシンを運ぶ用に掘られた狭いトンネルを抜けて島武意(しまむい)海岸へ。海岸へはかなり下らなければならず、こんなところをよくもニシンを運んだものだと感心する。まだ朝早いためか、人が少なく気持ちがよい。海もきれい。

積丹岬 島武意海岸島武意海岸

積丹岬 島武意海岸 積丹岬 島武意海岸島武意海岸

トンネルのあるところまで登って戻り、シララの小道を幌武意方面に歩く。草はちゃんと刈って整備してあるし、簡単な展望台も設けられている。我々は女郎子岩まで行き引き返したが女郎子岩まで歩く人の数は少ない。戻ってみると観光バスも来ているし、島武意海岸あたりは時間とともに人の数が増えていて、灯台を過ぎたところにある最初の展望デッキまで歩く人は割といるけど。

Dscf2470-Small遊歩道から見える積丹岳と余別岳

積丹岬 女郎子岩積丹岬 女郎子岩

歩いている途中に見かけた植物は、山で見ていたものとはかなり違っていた。ハヤブサだかオオワシだか分からないけれど、鳶よりは大型の鳥が飛んでいて迫力あった。ちょっと怖いぐらい。

積丹岬 エゾルリトラオノ積丹岬 エゾルリトラオノ

積丹岬 ノコギリソウ積丹岬 ノコギリソウ

積丹岬 コウリンタンポポ積丹岬 コウリンタンポポ

積丹岬 植物積丹岬 ??

積丹岬 ミヤマアズマギク積丹岬 ミヤマアズマギク

積丹岬 植物積丹岬 ??

積丹岬 メマツヨイグサ積丹岬 メマツヨイグサ

積丹岬 植物積丹岬 トラノオ系?

積丹岬 ヒロハクサフジ積丹岬 ヒロハクサフジ

積丹岬 エゾノカワラマツバ積丹岬 エゾノカワラマツバ

積丹岬 アザミ積丹岬 アザミ

積丹岬 植物積丹岬 ??

植物や海を見ながら3時間弱のお散歩をして自転車を止めていたところまで戻ってくると12時近くになっていた。駐車場のところにある鱗晃で第二昼食をとることに。食後、道道319号線を婦美(ふみ)まで進み山の道を回って帰ろうということになり走り出したが、上り坂がだらだら続く上に、つまらない道だし、雲行きが怪しくなってきたので、幌武意の村のマッカ岬あたりまで行ったところで引き返すことにした。

キャンプ場まで戻り、テントの横にビーチマットを広げてお昼寝したりとくつろいでから、たこくん&ほっけくんを肴に残っていたじゃがいも焼酎を飲み干す。少し物足りないが、まずは昨日と同じく岬の湯しゃこたんへ向かう。露天風呂は雲が出ている分、のんびりと眺めを見ながらゆっくりつかることができる。昨日は日差しが強くてまぶしくて、景色どころではなかった。女湯からは神威岬が見えた。風呂上がりにビールを飲んでくつろいでから、最後のウニ丼を食べに日伺の中村屋へと自転車を走らせる。しかし、閉まっている。昼間に通ったときは開いていたのに。営業時間は8時から18時のはずなのに、何故?ウニがなくなってしまったの?ものすごくショックを受けた kame と lulun であった。ちなみに、中村屋は朝8時はまだ営業していなかったし、縁のない店だったのね。

とりあえず、どうするか考えながら戻りだす。結局、あとわずかに残っている手持ちの材料のツナ缶などを使ってタイカレーを作ることにする。早速具材に何を入れるかで盛り上がる立ち直りの早い lulun に kame はなかばあきれ気味。

キャンプ食 タイカレーツナやキクラゲなど残り物を使ったタイカレー

風がないため調理している途中から、ブヨがものすごい数出てくるので、テントの中に逃げて食べることになる。岩内で買い足した虫除けスプレーを使い果たしてしまった。キャンプ生活も今日で終わりだから、まっいいか。食後のデザート、メロンを食べてから片付けをしていると今度は雨。我々は早々に寝る用意をしてテントに落ち着いたが、初キャンプとおぼしき不慣れなお父さんが頑張っている家族は、まだまだ食事の準備真っ最中だったけれど大丈夫かなと心配しながら就寝。夜中は雷と雨がすごかった。

ちなみに、初キャンプの家族は屋根のある洗い場でご飯を作って食べて、夜のうちに撤収して泊まらずに帰ったみたい。非協力的な奥さんと小さな子供連れで大変だったろうなと人ごとながら同情してしまう。