今日はディジョンへの移動日だが午後まで時間があるし、日曜日で買い物もできないのでパリをぶらぶら散歩して過ごす。まずはSaint Martin運河に沿って北上。昨日見た橋の上にはなぜか立派なソファが。

Saint Martin運河の橋にあるソファ

運河沿いは日曜日ということもあって自動車が少なく、ジョギングや自転車の人がとても多い。フランス人がこんなに運動する人たちだとは思っていなかった。ゆったりとした時間が流れる静かなパリも良いものだ。

地図を見たら先に大きな公園があるのでそちらを目指して歩き出す。だんだん郊外の雰囲気になってきて移民が多そうなエリアに入った。そんな中にその名も「合成」という名の中華屋を発見。食べ物を扱う店で「合成」はどうかと思う。いや、もしかすると適切なのか。

「合成」という名の中華屋

ようやくたどり着いたParc des Buttes Chaumontはパリ市が管理する公園では最大ということらしい。大きいがわりと作り込んだ感じの公園で、日曜日だからかすごく人が多い。歩いたり走ったり、あるいは単にくつろいだりとみんな思い思いに過ごしている。その一角には子供を遊ばせる施設がちょっとだけあるが、ここも大賑わい。

Parc des Buttes Chaumontの有料ブランコ
Parc des Buttes Chaumontのヨーヨーすくい

子供向けの人形劇をやる小さな小屋もあって、これがなかなか好ましい。やってなかったのが残念。

Parc des Buttes Chaumontの人形劇小屋

またてくてくと歩いてBellevilleの小中華街を過ぎ、République近くのAstierで昼食。満腹で酔っぱらっているので残りの時間は運河の岸でのんびり過ごす。このあたりから南は運河が地下に入ってセーヌ川につながっているようだ。

時折運河を遊覧船が通る。けっこう人気があるようで、でかいカメラを持った日本人の団体なども乗っている。途中回転橋があり、遊覧船が来ると橋がくるりと回って船を通すしかけになっている。のんびりしていてなかなかよろしい。水門も多いのでこの運河はけっこう楽しめる。

Saint Martin運河の回転橋
運河を行く遊覧船

ホテルに戻って荷物を持ってリヨン駅へ。幸い電車は動いている（と感じるようになるとはだいぶフランスに体が慣れたらしい）。TGVはフランスらしい野山を越えて2時間弱でディジョンに到着。途中ブドウ畑をほとんど見かけなかったのはちょっと意外だった。

Kyriad Dijon Centre

宿は荷物があるので駅前のKyriad Dijon Centreを予約しておいた。本当に駅の目の前なので便利。このKyriadは各地のホテルをどんどん系列化しているようで、数十メートルしか離れていないところにもKyriad Dijon Gareがある。なぜGareよりもCentreの方が駅に近いかは謎だ。

ディジョンには一度来たことあるのだが、なぜか駅前の雰囲気は全く記憶にない。確かに工事している最中なので様子は変わっているのかもしれない。しかし、ディジョン全体についてもあまり来たことがある気がしない。二人揃って極めて断片的な記憶しかないのがちょっと不思議。逆デジャヴだ。

ホテルで一休みしながら通信して夕食のターゲットを調査。Bistrot des Hallesに白羽の矢を立てたのだが、行ってみたらお休み。雨の中やむを得ずCafé Gourmandへ。ホテルに戻るまで雨は降り続いていた。