評価:5/5点
前回泊まったThe Inn at Lost Creek内にある9545にはぜひまた行こうと思っていた。ちゃんとOpen Tableで予約を入れ、ゴンドラに乗って出かけた。
夏の風景は冬とは大違い。それにテラスにテーブルが出ていて客はみんなこっちに座っている。これだけ気持ちいいんだからわざわざ中の席に座るのはもったいない。パラソルを傾けて西陽を遮断。
メニューは冬の時とさほど変わっていない。が、出てきたセットには変化があった。サボテン入りバターは健在でlulunが喜んだが、ほかにもオリーブオイルとフムスが付属。パンはアレパだったところがソフトなタルト生地っぽいやつ(甘くないけど)になっている。これがまたほかほかでうまい。オリーブオイルの質も良いし、フムスもうまいし、食べきれないから控えなければ、と思いつつ美味しいので思わずパンをおかわり。
そういえばワインはSonomaのViognierのThe Crusherを一杯注文。まあ普通。一度買ってみようと思っていたワインだから味見ができてちょうど良かった。
9545 Ceviche with Poblano Lime Coconut Dressing and Crisp Tortilla Chips
メニューを見ていたlulunがセビーチェを食べてみたいと言う。店員にどのくらいの量があるか訊いてみたらハーフならほんの少しだという。信じて頼んでみたら本当だった。セビーチェにココナツミルクで甘味が加えてあってこれまたうまい。トトーポスは揚げたてではないが赤やら黒が混ざっていてきれい。
Pan Seared Salmon with Senora Cactus Tapenade, Melted Tomatillo Broth and Grilled Cilantro Garlic Polenta
メニューで見てどんなものかはかりかねたサーモンの品は、食べてみてもやはり複雑な味わい。ポレンタの上の超分厚い鮭、その上にサボテンとオリーブ、カリカリの衣にトマティージョのソース。上の方を食べても下の方を食べても違う味わいが楽しめる。
Duo of Marinated Duck Breast & Poblano Stuffed Pepper
そして前回から食べようと決めていた鴨。付け合せは例によってPortobelloキノコを指定、ご飯と豆も付属する。鴨がけっこう小さいのであれ?と思ったが、ピーマンの方にもクリームソースで和えた鴨が入っていた。どれもうまい。まず鴨のマグレだが前日のLa Marmotteの鴨より数段うまい。ただ焼いているだけのようにも見えるが、うーむ、とにかくうまい。ピーマンの方もクリームソースとはちょっと意外な組み合わせだが、鴨の味はいいしソースもいい、カリカリのトッピングもサーモン同様うまい。
デザートは?と訊く店員に、めっちゃ食べたいけどやめとく、と伝え、代わりに沈む夕日をデザートにすることにした。幸せだ。