2013年6月26日（水）
ケベックとモントリオールを巡る旅も終盤だ。朝は散歩をしながら大好きな Fous Dessertsまで朝食の買い出し。焼きたての美味しいクロワッサンの朝食、なんて幸せ。
Fous Dessert のパン
Fous Desserts
散歩のついでに駅に寄って地下鉄とバスの一日券も購入しておいた。昨日車で散々な目にあったので、今日は公共交通機関で回るのだ。まずは、バスで南下して旧市街へ。バスの中でなにげに iPhone の交通機関App The Transit App を起動してみたら、モントリオールでも使えるではないか。ニューヨーク用だと思い込んでいた（調べたら現時点で北米37都市で利用可能）。地図にバスの経路とバス停の位置、そして現在地点も表示されるので知らない土地で安心してバスを利用できる。便利なだけでなくデザインも優秀。現在一押しのありがたい App。
本日の第一目的地、モントリオール・ノートルダム大聖堂 Basillique Notre-Dame de Montréal前で無事降車。モントリオールには何度も来て前は通っているが一度も中に入ったことがなかった lulun。
20分ほどの簡単なツアーが無料で行われる。中に入って見始めた時にちょうど「今から英語のツアーを始めます」と聞こえてきたので参加。席に座って教会の説明を聞くのがほとんどで、普通では入れないところに連れて行ってもらえるわけではない。しかし、きちんと説明をしてくれるのだから、大人5ドルの入場料は維持のことも考えると決して高くないだろう。じっくりと見学したい人には予約制で10ドルで1時間コースというのがあるらしい。
ステンドグラスや天井の色が美しく、見入ってしまう。昨日のコンクリートむきだしでモダンなサンジョゼフ礼拝堂とはまったく別の空気が流れている。歴史のあるものは違うものだ。
Basilique Notre-Dame
パイプオルガン
7000本ほどのパイプを備えたパイプオルガンが有名だそうだが、見える範囲ではよく見かけるものと比べて大きく違わないような気がする（サンジョゼフ礼拝堂の巨大パイプのほうが圧巻だった）。
Basilique Notre-Dame
Place D'armesから見たノートルダム
教会前の広場 Place D'armes で観光馬車を眺めたりしながら一休憩。昨日の夏日とは一転して薄曇りで風が冷たい。
Hôtel de Ville 市庁舎
Hôtel de Ville
市庁舎も見学できると聞いたので行ってみたが、ロビーだけしか見ることはできなかった。Hôtel de Villeのサイトによると、一日数回ツアーが行われるらしい。
Hôtel de Ville 市庁舎
Hôtel de Ville
次は石畳で雰囲気のよい Rue Saint-Paul 経由で Marché Bonsecours Marketへ。このマーケットには興味を示さないだろうと思いきや、買い物したりとゆっくり見て回った。
そろそろ昼食なので手近な所でとまわりを見ても今ひとつパッとしない。遅くなったけど当初の予定通り Nhu Y にベトナム料理を食べに行くかとバスに乗る。渋滞で時間がかかったものの営業時間中に辿り着くことができた。よかったよかった。お腹が空いたけれど、久しぶりのアジアンな食事は好評でほっ。
食事の後は、モントリオール最大のファーマーズマーケット Jean-Talon へ。午前中の歩きで疲れたのか、やはり食料品には興味が無いのか、lulun父母はテンションが上がらない様子。明日の電車の長旅用の食糧を買ってバスに乗って帰宅。
夕食までは時間がある。お年寄りは休憩。その隙に、若い？のはガスを入れに行くことにする。車を借りてから一度もまだ給油していない。明日の朝早くに、車を満タンの状態で返さなければならないのだが、初めての給油でまごついたり、ガススタンドに行くのにウロウロしたりが心配だったので今日のうちに済ませておこうという判断。最寄りのガス屋を確認して、Google マップでまわりの状況もチェックし、行きやすいスタンドを第二候補までちゃんと調べて二人で出かけてきた。
万全の下調べと、モントリオールの道路にも少し慣れて要領がわかってきたおかげで第一候補に楽々到着。しかし、入れ方がわからない。正確に言うとクレジットカードではなく現金払いにしたいのに、機械を見るとカード払だけになっているのだ。店の中に入って店員に尋ねる。まず多めに先払いをすると、ガスが出るように操作してくれて、満タンにしてからレジのところに戻ってきたら差額を返してくれるらしい。入れ逃げ防止策なのだろう。途中、買い物客のおばさんが間に入って助けてくれたりとみんな優しい。でも知らない世界でゼイゼイ。だって、「満タン？何リットルぐらい入りそうなんだ？」とか聞かれても車に乗らない lulun は検討もつきません…
夕食は、満を持して Chez Chose へ。ここは本当に楽しく食事をすることができる。ホール担当のおじさんの笑顔が素敵だ。我ら四人も満足の笑顔に。
トンボ
トンボアパート
バス乗り場近くで見つけた建物。味気のない建物に芸術的なトンボが。結局一度も地下鉄に乗ることなくバスばかりを乗り倒し。地下鉄駅もそうは遠くないけれど、目の前の道路をバスが数系統通っている宿は脚の弱い lulun母にとってありがたい位置だった。
51番のバス
お助けバス
宿の近くの消防署。なんて素敵な。朝通ったときは中の様子がわからず気が付かなかった。
明日は朝早いから今日は宴会なしと宣言しておいたのに、やっぱりミニ宴会が始まってしまった。宴会の方は適当に、明日の朝の宿から駅、駅からレンタカー屋、そして駅までの道の確認に余念のない lulun であった。電車に乗り遅れるという悲惨なことだけは絶対に避けたい。勝手知ったるNYまで後少しだ、頑張れ！