この冬のスキー旅行はシーズン早めの 12月10日(土)〜17日(土)の 7泊8日。場所は例年通り Telluride。
2016年12月10日(土)
シカゴ経由でモントローズへ飛び、テルライドへ
LGD 6:30 - Chigago 08:03 2h33 by UA 761
ORD 09:05 - Montrose MTJ 10:59 2h54m by UA 547
朝4時起床。Lyft が車の予約システムを導入したので昨夜のうちに予約。朝4:30-4:40にという指定時間内にちゃんと現れる。到着前に車の位置情報やドライバー情報が分かるので安心して待っていることができるのはポイント高い。
最近、工事渋滞が激しいラガーディア空港だが、早朝なのでスムーズに到着。荷物を預けるカウンターや手荷物検査も空いており、家を出てから搭乗ゲートに到着するまで約30分。前回のセントルシアの時と続いて早朝便を利用してみて、早起きが大変なことをのぞけば随所で出会うストレスがない上、機体は前日までに到着している場合がほとんどなので定刻に出ることができ気に入り始めている。
明日からの嵐に備えて早めに移動することにした人が多いのか、今日乗った便はどちらも満席。乗換のシカゴの街は雪で白い。(翌日11日のシカゴの空港は雪のため約1500便がキャンセルという事態に。土曜出発にしてよかった。)シカゴの空港での楽しみはポップコーン購入。空港内に恐竜がいるのは知らなかった。ただし、利用したUAの機体には席に電源がついていない。
モントローズ行きの便は、若者たちの団体がいてけたたましくてどうなることかと心配したが、さすがに飛び立つ頃には落ち着いて寝たり映画を見たりと収まってくて一安心。
ラガーディア空港でフライトを待つ間に持参したクロワッサンとマフィンで朝食をとったが、シカゴを飛びだってしばらくしてから冷蔵庫の残り物で作ったサラダと枝豆で第一昼食。ニューヨーク時間の昼前の11時がテルライド時間の朝9時なので、調整が必要。
今日のフライトは気持ち悪いぐらいすべて時間通り。シカゴは氷点下7℃と冷え込んでいたのに、テルライドは3℃と驚きの暖かさ。Montrose空港あたりには雪がみあたらない。道路に積雪がないおかげで、空港から今回の宿 Inn at Lost Creakまで、いつもよりも格段に短時間で到着。移動はいつも利用している Telluride Express。
チェックインして、一息ついてから外出。早く着くと午後使える時間がたっぷりあって良い。事前にネット購入をしておいたリフト券を受け取り、軽い第二昼食としてチリを二人で分けて食べてから買い物へ。ゴンドラを利用してスーパーに向かうと、テルライドの村も驚くほど雪がないことが分かる。ただし、宿はちゃんとした朝食がつくし、今回はコーヒー、おつまみセット(いただき物のポテチなど&手作りの鴨のパンチェッタ)やチョコレートを持参したし、シカゴの空港の Garrett でカシュー入りキャラメルポップコーン(しっかりと苦くてよい)を買ってきたので買う必要のあるものが少ない。
Station Village にあるスーパーは、まだ客が少ないからなのかもしれないが品揃えが寂しくなったような感じ。ローカルのチーズが消えているし、ソーセージの類もぱっとしない。次回からはチーズも持参しようかしら。今夜の夕食のメニューを悩んだ末に、ワイン、フランスチーズ、葉っぱとトマト、バゲット、ソーセージを購入。
結婚式の記念撮影をやっていた。女性陣は特に寒そうだ。
初日にすべきことが一段落したら、睡眠不足の kame は睡魔に襲われたようで昼寝タイム。土曜日だし、明日からのためにゆっくりやすまなければ。
夕食はルッコラとトマトのサラダ、バゲット、ソーセージのソテーで軽く。高山病対策で、満腹になってはいけない(血が胃に行ってしまって、脳が酸素不足になってしまうから)。
無駄に酸素を使わないように、さっとシャワーを浴び、睡魔と戦いながらなんとか10時ぐらいまで持ちこたえて就寝。少しだけ頭痛を感じ始めたが、とりあえずやり過ごせたかも。
2016年12月11日(日)
7時前に起床。lulun は3時ぐらいから眠りが浅く夢と現実を行き来。kame は5時ぐらいに目が覚めてしまったらしい。とは言え、比較的しっかりと寝ることができたほうだろう。軽い頭痛をひきずりつつ、ゆっくりと始動。昨夜から降り始めた雪が5センチほど積もっていた。
雪が降ってくれると嬉しくなる。しばらくすると雪もやんでスキー日和へと。頭痛がするのでイブプロフェンを飲むことに。
リフトは9時から動き出すが、まだ高所に身体が慣れていないので無理をせずに 10時ごろからスタート。大好きな 10番の Sunshine Express は動いていないが、恒例の Meadows で足慣らし。新雪のパウダースノーのおかげもあって、怖がりの lulun が最初からリラックスして滑ることができた。
気を良くし、即座にそして果敢に 4番 Village Express へ移動。こちらのリフトはあまり利用しないのでコースの詳細が頭に入っていない。なかなかのモーグルコースで足に厳しかった。次は、5番と6番リフトを乗り継いで、Sea Forever へ。結局、通常は滞在中に景色を目当てに一度だけ滑る Sea Forever を初日に2度も滑った。特に2度めのときは雲が上がってよい眺めだった。
昼食は11時半ごろに Big Bille’s でチリと Ulitimate Grilled cheese というチーズとアボカドなどを挟んだホットサンドイッチ。フェタが獣臭くて lulun はちょっと苦手だったが、kame は平気らしい。通常はkame のほうがフェタが苦手なのにおもしろい。
Ultimate Grilled Cheese, Chilli
シャッターを押すときに息を止めるだけで息が苦しくなる中で、しっかり滑った。後ろ髪を引かれつつも、自重して 2時半ぐらいにあがる。頭痛も発症しなかったが、念のために寝る前にイブプロフェンをもう一度だけ飲むことにした。高所対策がうまくなった。成長したぞ私達。
部屋のジャグジーでくつろいでから、下の村へ。La Marmotte の5時からのハッピーアワーを狙ったが、今日は貸し切りだとか。第二候補案の夕食に変更。Sumggler Brewpub で持参のグラウラーに大好きなスコティッシュエールを詰めてもらい、OAK でチキンウィングとオクラのフライを買って帰る。
ちょうど夕陽が僅かに残っている時間にあたって、景色を楽しむことができた。よしとしよう。
村で買ってきたものに、ニューヨークから持ってきたポテトチップスや自家製の鴨のパンチェッタ、カレーせんべい、梨で夕食。
自家製鴨のパンチェッタ、梨、ポテトチップ、黒胡椒味スナック
洗濯、第一回目。ここの洗濯機は洗濯だけで一時間かかる。昨夜は現れなかったナイトサービスが回ってきた。チョコレート(結構美味しい)、バスソルト、クリームを持ってきてくれた。クッキーを持ってのご用聞きだけだった前回からサービスが向上したようだ。
2016年12月12日(月)
部屋の設定温度を18℃から21℃に変更したら、kame 寝苦しくて3時頃目が覚めてしまったらしい。その後、温度を下げて再び寝落ちることができたが7時ごろまでお寝坊。快適に過ごすには、寝る前に温度設定を変更する必要あり。
今日の滑り出しも10時前になってしまった。雲が低く垂れ込めているし、慌てることもないだろう。See Forever を軸に滑る。雲は高いものの一面に広がって、太陽が望めない。風が吹き抜けるところは寒い。昨日の疲れと筋肉痛でなかなかつらいので 2時半頃に上がる。
昼食は、Gorrono Runchへ。ちょうど到着したときに Burnin’ Sky がかかっていてご機嫌になる。そう言えば、ここは kame 好みの曲がかかるスポットだった。ベイクドポテトがないというので、チリとブリスケットサンド。
面倒になって、屋外ジャグジーを利用するのはやめて、今日も部屋のジャグジー。ビールを飲みながらくつろぐ。
La Marmotte のハッピーアワーに再挑戦し、ご機嫌に。店を出ると、晴れていて満月少し前の月が。星もそこそこ見える。ゴンドラから見る景色も幸せにしてくれる。月が明るいので、雪山がよくわかって、しみじみ嬉しくなる。少し遠回りして、帰宅。ちょうど、ナイトサービスが来ていた。使ったタオルとか新しいのになっている。日頃安宿にしか泊まらないのでこんなことに驚いてします。
第二夕食。赤ワイン、鴨のパンチェッタ、フランスチーズ(結構いい)、バゲットでさらに、幸せ度アップ。
洗濯機がお部屋にあるのは便利だ。
2016年12月13日(火)
7時前に起床。曇りながらも、朝日が山に差し込むのを見ることができた。美しいひとときだ。少しだけゆっくり目に朝食に行くも一番乗り。昨夜は宿泊客が少なかったようだ。
lulun は筋肉痛がかなりでているし、二人とも疲れてきたので休息日に。すこし部屋でゆっくりしてから下の村へ出発。San Miguel 川沿いの道をお散歩。スキーで使う筋肉はお休みできるからお散歩はいいのだ。
犬を連れた人とすれ違う以外は取り立ててなにもない散歩道だけど、二人で歩くと楽しい。前回はkameが寝込んでしまったののlulunが一人で散歩した道。それにしても、テルライドはいいところだとしみじみ。
鉄ちゃんのテンションが上がるような橋を発見。
雪の積もった様が「雪見だいふく」だとkame が喜ぶ。
トレイルマップがあったので撮影。こういう情報が簡単にネットで見つけられるとよいのだが。
村外れまで戻ったところからギャロッピング・グースに乗って街中へ移動。予定通り Floradoraでランチ。
昔のギャロッピング・グースが展示してある。それにしても、今回は雪が少ない。
2時過ぎに部屋に戻ると、お水のボトルを補充していない、タオルの補充も忘れているところがある、お掃除用スプレーを置き忘れていると、毎日どこか抜けている担当者だが、今日はひどい。お昼寝をしようとベッドに入って間もなくすると、地響きとともに大音量の音楽がなり始める。何かのイベントのようだが、よりによってお昼寝の日に最低。ここは大人のリゾートのはずではなかったのかと憤慨。kame は頭痛が、lulun は胃がシェイクされているようで気持ち悪い。
お昼寝は諦めて、だらだら。夜中まで続いたらどうしようと不安だったが、暗くなってしばらくすると音がやんでくれた。そうだ、夜屋外は寒くてとてもイベントなんてできないのだった、ほっ。二人とも食欲が無いので部屋で軽く食べることに。kame は疲れすぎているのか、ほとんど食べなかった。胃が無駄なエネルギーを使わないようにしているのかも。ルッコラとグレープフルーツとトマトのサラダ、鴨のパンチェッタ、チーズ、ポテチ、バゲット、ワイン。
10時ぐらいに就寝。
2016年12月14日(水)
二人とも7時近くまで寝ていた。9時間睡眠。疲れが溜まっていたのだろう。歳のせいで回復が遅れたと言うべきか。
曇り空の中、ゆっくり目にスタート。See Forever を2回ほど降りる。光が少ないと滑走面が見えにくくちょっと怖い。
昼食はまたしても、Gorrono Runch。ベイクドポテトとチリ。
今日も滑ったのは、10時ぐらいから2時ぐらいまで。アップルサイダー、ココア、クッキーなどの甘いものがおいしい。部屋のジャグジーでのんびり。お風呂も疲れるので、二人ともだらだら。昔はもっとガンガン滑って平気だったのに、やはり年齢か。
どうもリズム感がないのが致命的なようで、流れるように滑ることができず、カクッとカーブを回っているらしい。ま、仕方がない、怖がりなりに楽しめればいいさ。
外にご飯を食べに行く元気もない。部屋で残り物を片付けることにした。疲れやすくなったことと、食が細くなったものだ。日本で滑っていたときはもっと休憩を入れていたのは、日本のリフトは短くて休む間がなかったからだったと思い出す。
食欲が無いのは、疲労のせいで胃が疲れているのだろうか。時差ボケになりそうなので眠いのを必至でこらえて10時過ぎまで起きている。
2016年12月15日(木)
夜10時半から朝6時半頃まで8時間睡眠。二人ともよく寝た。明け方の3時過ぎにスノーキャタピラーの出動とともに眠りが浅くなってしまうのは仕方あるまい。
青空、朝日。嬉しい。ワクワク。
今日はホテルの下に入っているスポーツ用品店 Christy Sports Ski & Snowbord でlulun 用の長い板を借りる。最初に 151 を出されたが、ちょっと長い気がしたのでいつもの 144 にしてもらった。板とポールを決めて手続きをすると、宿泊客用の板置き場に運んでおいてくれるという。嬉しい、楽だ。
今日は、朝天気が良くて、その後下り坂なので、早めにスタートしようと思っていたのに、スペイン語の勉強なんてやっているうちに9時半スタートに。
午前中はひたすら Meadows で練習。付き合ってくれる kame に感謝。午前中から雲が広がり雪になる。Big Billi’s でタコスサラダの昼食を取った後、数本 Meadows を練習してから 4番の Village Expressに移動。おかげで、緊張したものの怖がらずに滑ることができた。少しずつできるようになるのは嬉しい。インストラクターがカーブの曲がり方を教えているところに偶然居合わせて、足を揃えてから曲がるということを学び、進歩。さすがプロの先生だ。かなり吹雪かれたりもしながら、3時半頃までしっかりと滑った。一度派手にコケて打撲を負ってしまったが、楽しくて明日も長いスキーで練習することにした。(後日談:この時痛めた足首は結局数ヶ月痛いままに。回復が遅くなった。)
いつもより1時間以上長く滑った割には元気。クッキーがおいしい。
La Marmotte の元シェフがやっている Village Tableで夕食。
2016年12月16日(金)
スキーを滑る最終日。新雪だ!嬉しい。
lulun は長い板の2日目なのだが、宿の人はわかっていて、借りた板で滑るのでしょう?そっちの方だけ出しておいたからと。できる。滑り終わって返しに行ったときも、借りていた板をお店に返しに行ってくれるし、我々の板と靴はパッキングして車に積んでおくよと。夜まで乾かしておいてもらって、取りに行って自分でパッキングしたのだけれど。サービスが昔より良くなっている。
夕食はテルライド滞在中に最低一度はお世話になるピザ屋 La Pizzeria でプロシュートとルッコラのピザを買ってきてお部屋でいただく。
フカフカの雪を滑ったせいかふたりとも疲れて9時過ぎに寝ることに。
平成28年12月17日(土)
しっかり寝た。夜の間に随分雪が降ったようだ。たくさん積もったのに、もう帰らなければならない。視界が悪いので滑るのは辛いかもと自分自身を慰める。
新しく到着した人たちが滑る気満々でウェアに着替えて朝食に来ている。この週末からクリスマス休暇シーズン突入なので随分人が増えた。それに合わせて、宿泊代も一気に上昇するのだ。
予定通り 8:15 に車が迎えに来てくれる。来るときは早かったが、雪道と徐行する除雪車の影響で2時間近くかかる。途中でユナイテッド航空から我々の乗る予定の便がキャンセルになたったのメッセージが届く。ユナイテッドのハブであるデンバーとシカゴがともに大雪で大混乱が起きているらしい。心積もりはしていたが、長い一日になりそうだ。
当初予定していたフライト:
MTJ 11:31 - DEN 13:36 1h5m by UA 4471
DEN 14:10 - LAG 19:49 3h39m by UA 596
空港で待っている間に、ビールとサンドイッチを軽くお腹に入れる。
不幸中の幸い、振り替えられたデンバー行きの機体はNYから来るので、多少遅れたものの無事到着。搭乗を待っていると横のお兄さんが電話で「朝一のフライトに乗る予定だったけれど、キャンセルのために5時間空港にいる」と言っていた。我々はまだましだ。
デンバー到着が遅れたために乗り継ぐ予定だった 15:10発の便に間に合わない。15分で飛行機を乗り継ぐなんて神業しようなんて United は強気だ。乗り損ねた便の搭乗カウンターにとりあえず出向いて、16:00 の便に再び振り替えてもらう。サービスカウンターは長い長い長い列。どれだけ待たされるのか想像もつかない。こちらに並ばなくてよかった。そして、一日に何便もあるNY便でよかった。
ただし、16:00 のフライトは1時間半ほど遅れ、結果は:
DEN 17:30 - LAG 21:38 by UA 338
大混乱の中、無事当日中に到着できただけヨシとしよう。去年の嵐に見舞われた時よりもまともだ。
年に一度の冬の楽しみスキー旅行。この冬もしっかり遊んだ!