評価:3/5点
珍しく平日の晩にニューアークに行くので夕食をどうしようかと考える。Seabrasでのんびりする時間はないし荷物ができるもの困る。となるとブラジル風ハンバーガーの洗礼を受けたHamburgaoが手頃だ。近所のNew York Pão de Queijoと改めて比較してみたいという狙いもあった。
にわか雨の中をPATHのNewark駅からてくてくと歩く。これだったら一つ手前のHarrisonで降りた方が近かったかな、と思ったけどそうでもないようだ。途中前を通ったテイクアウトのシュラスコ屋などは行列ができていたが、ここは拍子抜けするほど空いている。夕食を食べに来る店ではないのだな。
席についてメニューを物色。普通の牛ひき肉のハンバーグはもちろんだが、鶏、ピカーニャ、あと鶏を細かく裂いたものもある。だがなぜか組み合わせを色々いじれるのは牛ひき肉のハンバーグだけで鶏もピカーニャも一種類ずつしかない。組み合わせが膨大になるのでオーダーが煩雑になるのを嫌がっているのだろうか。でも他の客は勝手にカスタマイズしたオーダーを入れていたので頼めばやってくれそうなところもブラジル的。
今回はその名の通り全部入りのCheese Tudoと、変わったところで細かく裂いた鶏を使ったDa Casaを選んだ。
まず何と言ってもでかい。ポメロか小さなメロンぐらいの大きさだ。Cheese Tudoは下から順番にハンバーグ、ハム、目玉焼き、レタス、トマト、スイートコーン、ポテトチップ、チーズの順。これでもか、という物量作戦で個々の味はどうってことなくても、渾然一体となった味は意外と良い。一口ごとに具の組み合わせが変わるのがポイントなのかな。
Da Casaの鶏は確かに細かく裂いた肉をまとめてある。これは何かに似てるなあ、と思いながら食べているうちに気がついた。これはクラブケーキの鶏肉版だ。
ベーコン、鶏ケーキ、チーズ、レタス、トマト、ポテトチップと微妙に順序が違うのは何か意味があるのだろうか。写真の通り薄いのだけどCheese Tudoのハムとこちらのベーコンの味の差がはっきりわかる。
なんなら次回はCheese Tudoをベーコン入りに変えてもらうのはどうだろう。次回がいつになるかわからんが。