評価：4/5点
お昼をBon Vivantで食べて十分美味しい思いはしたのだが、これまた善は急げと夕食はLa Marmotteへと向かった。
もう勝手のわかっている店だが一応メニューで予習すると、開店時刻の5時から6時まではバーに限りハッピーアワーで前菜とワインが半額ではないか。前回も主菜を省略して前菜をタパス的に頼んで成功していたので、これは我が家には好都合だ。
ゴンドラに乗って町に下り、少し早かったので軽く散歩してから5時過ぎにLa Marmotteへ。バーには既に客が3人、残りの席も予約済みとなっているのですぐ近くの小さなテーブルに案内された。客はどんどん入ってくる。早く来てよかった。
どうやら狙いは同じのようで、バーテンのおばさんがほかの客にしている説明を聞いたところ前菜は確かに半額、ただワインは通常価格に変更になったらしい。これでも十分お得だ。前菜はメニューのAppetizersとClassicsの項目から選べる。
ワインはVouvrayのChenin BlancとTempranilloを注文。どちらも美味いが特にTempranilloの出来が出色。ここはワインも美味い。
パンは焼きたてでとても美味。そういえばここはパンが美味かった。近くのテーブルの若い女性二人組はおかわりしていた。料理もたくさん注文していたのでお腹が空いているに違いない。
ほかの客の注文が漏れ聞こえてくるのだが、lulunとkameのセレクションとかなりかぶっていておかしい。だって美味そうだもん。
中でも人気だったのはレッドカレー風味のムール。汁少なめで甲殻も入った濃厚スープにクリームと少量のレッドカレーペーストが合わせてある。ちょっと拍子抜けするほどスパイスが感じられない。我が家で作ったらもっとレッドカレーを効かせるところだがこういう控えめな使い方もあるか。lulunは隠し味に醤油が入っているのではないかという。いずれにせよ美味い。
ホタテのポワレも期待を裏切らずむっちりとしてとても良い出来だ。ソースは白いんげん豆のペーストのようだが根セロリだそうだ。ふんわりしてとても軽いく、マイルドなマヨネーズのような使い方。アクセントをつけたいのは理解できるがトリュフオイルはちょっと蛇足だと思う。
牛肉のタルタルは付属の自家製ポテトチップスがとても合う。タレは醤油と柑橘（オレンジ系か？）の味わいでこれも成功している。真似してみるか。
やはりLa Marmotteのクオリティはすばらしい。ここもBon Vivant同様、滞在中にもう一度来てもいい。