評価:2/5点
Khmer Kitchenでカンボジア料理の味をしめた翌日、少し南に下がったフィラデルフィアのリトル・カンボジアに向かった。リストアップした店はI Heart CambodiaとKhmer Sweet Basilなのだが、前者は月曜日はお休みだ。
開いているはずのKhmer Sweet Basilに入ってみたら店はやっているのだが椅子がテーブルの上に上げてある。今日は料理は出せないという。やや気落ちして向かったのがリトル・カンボジアの中枢にあるNew Phnom Penh。どの店もわかりやすいネーミングなのは嬉しい。
店に着くとなんと満席で待っている客がいるではないか。なんとか一番奥のテーブルに相席させてもらった。ほかのカンボジア料理屋が閉まっているからだろうか。
忙しいのでなかなか相手をしてくれない店のおばちゃんが「インドネシア人?」と訊いてくる。さすがサウス・フィラデルフィア、アジア人はとりあえずインドネシア人である確率が高いに違いない。そうか、今はラマダンだからインドネシア料理屋が閉まっていて奴らが食べに来るのか、と納得した(あとでわかったけどインドネシア料理屋は別に閉まってない)。
英語・中国語・ベトナム語・カンボジア語(多分)が併記されているメニューを見ると、あれ?ほとんどベトナム料理じゃないか。中華っぽい皿も散見されるがカンボジア料理は見当たらない。またやや落胆して普通にフォーと焼肉ご飯を注文。
フォーはスープの味もまずまずで、近所にあったらたまに使ってもいいレベルだがトッピングのクオリティがやや低くて内臓系に臭みがある。わざわざフィラデルフィアまで来て食べるものではない。
焼肉ご飯もまあまあ。肉がやや少なくてほかのおかずも種類に乏しい。これならPho BacやPho Bangの方がいいぐらいだ。
悪いかといえばそうでもないのだが、せっかく美味しい店があるフィラデルフィアに来てここで食べることはもうないだろう。カンボジア料理を狙うなら月曜日は避けなければ。