2013年10月15日(火) Seattle から New York へ
宿の一階の Starbucks を横目に、シアトルあたりのチェーンである Uptown Espresso にコーヒー買いに行き、昨日仕入れておいた John Nielsen's Danish Pastries のデニッシュで朝食。
チェックアウト時間の 12時までお散歩。宿の近くにアートなケーキ屋があるというので覗きに行ったら2軒ともなくなっている。外から覗くだけでも楽しそうだったのに残念。
ふらふらと Sclupture Park へと向かう。道路と道路に挟まれた細長い細切れのエリアを公園にしてある。土地の有効活用だ。ガスっているために評判の眺めは今ひとつだった。
公園と海の間に線路が伸びている。遠くに止まっていた車両が動き出したので、慌てて見に行くと。煙を上げて汽車がやってきた。そして、その後ろにつながっているのは飛行機の胴体が2つ。ボーイングだ。線路を走る飛行機を見ることができるなんて感動。シアトルの住人にとっては時々見かける光景なのだろうか？
Belltown の建物を眺めながら Bed Bath & Beyond あたりまで散歩を続ける。古い建物のファサードだけを残し、その後ろに高層ビルを立てている。モントリオールでもこういう古い部分を残した建物を見かけたな。
シアトルの建物は、古くてもせいぜい100年前のもので西海岸の歴史の浅さが伺える。様式の種類は多く、洒落た建物が残っている。シアトルは雨が多い土地で太陽が恋しいと見え、どの建物も窓を大きくとっている。入口は少し奥まっていて、傘を畳んでからドアを開けられるようになっているところが多い。
Metropolitan スーパーに行くのに公園を横切ろうとすると。ソマリアっぽい人たちがぽろぽろいるなと気がついた。しばらくすると、ソマリアに限らない様々な地域の人たちが流れてくるではないか。各地の民族衣装で、いったい何のイベントに向かっているのだろうかと考えたが、どうやら、公園に併設されている会場からイベントが終わった人たちが出てきているようだ。そうだ、今日はイードだ。だから、kame の職場はお休みで、我々もシアトルなんぞに遊びに来ているのだった。完全に忘れていた。
切符売り場に人がいると kame が言うので目をやると、機械に黒い布をかぶせたるだけ。でも、かぶった人たちを見かけた後だけに、その気持よくわかる。
スーパーでお目当てのショントレルを購入。先日 NYのグリーンマーケットで清水の舞台から飛び降りるような気持で買ったものの 1/5ぐらいのお値段。シアトルに来て買って帰るものがキノコだけなんて俺達らしいと、kame が口にした横で。ゴメン、私昨日服買った。このスーパーはワインの品揃えもよく、シアトルに住むのならこのスーパーが利用しやすい場所が良いと思ってしまう。
ホテルに戻り、ショントレルなど最後のパッキング。チェックアウトをして荷物をゴロゴロ引いてベトナム料理屋 DM Café & Deli でシアトル最後の食事。安デリなのにウマイ。ニューヨークのベトナムレストランよりもずっとまともなものを出すではないか。
バスとライトレールを乗り継いで空港へ。初めてのアラスカエアー（Deltaとのコードシェア便だった）。エスキモーのおじさんの顔つきの機体だ。
ラウンジで30分ほど過ごす余裕が。やはりな感じでろくなものを置いていないが、クッキーやプレッツェルをポリポリ。ラウンジの wifi で Eye-Fi カードの吸い上げができると喜んだのも束の間。あまりにも遅すぎて途中で途切れる。20分かけて、3枚吸い上げ終了、3枚途中のままという使えない結果に。
帰りのフライトは予約の時点では空いている気配があったものの、ほぼ満席で、3席を二人で使うといる目論見は外れてしまった。機内にはディスプレイがまったくついていない。なかなか好ましいぞ。
ガスっているものの Mt. Rainierが綺麗に見えた。右側に座席をとった kame の読みがあたった。山らしい山だな。
空から下を見ていると、米国は未開の地かと思うほど乾燥した荒野か、山々のどちらかが延々と続くばかり。こんなところを車で走るのは怖いとつくづく思うのであった。
昼食を食べた店で買ってきたベトナムサンドイッチと空港で買ったイタリアンサンドイッチで夕食。機内販売の食べ物の中にもベトナムサンドイッチがあったけど、我々が食べているヤツのほうが断然うまいぞ（そして断然安い）。
ニューヨーク到着は23:35頃。しかもニューアーク空港なので、家までが遠い。すこしでも早く家にたどり着きたいと、ワインを買うのをやめて、預入荷物をナシにしたのに、人よりも早く荷物が出てきていて、ちょっとがっかり。1時就寝。たまにはこのぐらいのコンパクトな旅もよいな。紅葉を一足早く楽しむこともできたし、楽しかった。