去年は5回もミャンマーフェスに行ったのだが、今年は9月になってようやく一回目が巡ってきた。去年はSunnysideの公民館であったMyanmar Baptist Church Annual Fun Fairが今年はElmhurstである。2週間前にインドネシアフードバザールがあったところだ。
Myanmar Baptist Church Annual Fun Fair
会場内は混んでいるがこの間に秋の訪れがあったので前回のような殺人的な暑さがないのが嬉しい。
Myanmar Baptist Church Annual Fun Fair
入口で金券をひとまず$20分購入し、壁沿いの店を一回りする。店の数がやや少なく、その分料理の種類が少ないような気がする。いつもいるはずのピンクシェイクおばちゃんの姿も見えない。ちょっと寂しい。
店のラインナップはほぼいつも通りだが、ソムタム屋がいるのは初めて見た。ミャンマーのソムタムはタイのものとは違うのだろうか。
まずは混ぜ麺へ(というかどれも混ぜ麺なのだが)。これは去年も食べたNoodle Saladというものらしい。適度に辛くて美味。
もちろんラペットは外せない。発酵した茶葉、ゴマ、炒り豆なので風味が渾然一体となってめちゃくちゃうまい。そういえば我が家でも茶葉を発酵させてみる計画があったっけ。涼しくなったしやってみるか。
続いてShan Noodles。これも去年食べたので知っているつもりだったが、作り人によってだいぶスタイルが違うようだ。
米麺の上にどろりとした豆汁(おばちゃんは「豆腐」と言っていた)をかけ、漬け物、挽肉、チチャロン、ピーナツなどをトッピング。激しく美味。
中庭にもテントができているので何をしているのか見に行ったらなんとロティを焼いている。透き通るぐらいに薄く伸ばした生地を畳んで焼いているのが見える。インドネシアのマルタバクを思い出す。
一枚ずつ伸ばして焼いていくので製造が追いつかず、ナプキンにウェイティングリストができているではないか。割り込む中国人もいるし大量に持ち帰る人もいるので30分ほど待たされた。
表面はパリッとして中はむっちり、ニンニクとクミンが効いた豆ペーストがセットだ。この豆ペーストが実に旨味があって美味。待ったかいがあった。
建物の中に戻ると遅れてきたピンクシェイク屋が大鍋に次々とアイスクリームを投入しているところだった。やっぱりいつものおばちゃんの姿はない。
赤い寒天みたいなやつを皮むき器で千切りにしているのがおかしい。プリンも大量に用意していある。
やや冷えが足りないがプリンの味もいいしやっぱり美味い。
一軒しかいないお菓子屋でパンケーキをゲット。
薄切りのココナツと砕いたピーナツ、芥子の実がついている。餅米粉でできているようだがぼそっとした食感がとても意外。これはもういいや。
レーズン2種類、カシューナッツが入ったビリヤニは以前買って帰ったものとよく似ているが、今回のは感激的にうまい。これなら多少遠くても食べに行きたいと思うほどの出来だ。一体何が違うのだろうか。
こうして数々のミャンマーフェスに足を運ぶと、料理のラインナップは概ね一定だが味は毎回違うのが謎だ。インドネシアのフードバザールは近郊の料理屋が出店しているのだが、ミャンマーは普通の人達が交代で作っているのだろうか。
今シーズンのフェスはもう終わりかも知れないが、ロティの人たちはBurmese Bitesという名でQueens Night Marketに出ているらしい。10月までやっているので寒くなる前に一度行こう。