評価:5/5点
毎年楽しみにしているGiglioだが、去年はちょうど旅行と重なったので今年は二年ぶりだ。しかしメインイベントの日曜日はミャンマーとインドネシアのフードイベントと重なったので土曜日に行ってみることにした。
午後一時過ぎに現地到着。いつもはひとでごった返している教会前の通りが閑散としている。こんなに広い通りだったっけ。
本番までまだ24時間あるので塔は最後の点検をしているようだ。
一方の海賊船はどう見てもまだ建造中。本当に間に合うのだろうか。
そんな感じで人も少ないのでどの屋台もまだ準備中か、忙しくなる時間帯に向けて仕込みをしている。アルゼンチン焼肉屋も来ているがまだ肉を焼きだしてもいない。
我々のお目当てはもちろんなじみのステーキ屋DeStefanoが出している屋台だがこちらもまだ準備中。訊くとzeppoleはあと20分、カルツォーネは40分しないとできないという。驚いたのはDeStefanoのウエイターがこちらを覚えているらしいこと。アストリアに引っ越してからほとんど行かなくなったのに。
しばらくMcCarren Parkの方で時間を潰し、戻ってくるとまだカルツォーネの準備ができていない。あと15分かかる、というので先にzeppoleを食べることにした。
揚げたてで熱々、むっちりとしてとても美味。いつものことだがzeppoleはここが最高峰だ。
カルツォーネを待つために再びそのへんをぶらぶら。2時を過ぎたからかだいぶ人が増えて乗馬屋のポニーもお仕事が回ってきた。
戻ってくるとちょうどカルツォーネを作っているところだった。まずは円く伸ばした生地にスクープしたチーズを載せ、さらにハムを載せる。
このチーズはリコッタにモッツァレラ、塩コショウを混ぜているようだ。これでもかと生地を合わせて具を封印し、網に載せてそろーりと油に入れる。
既に油に入っていたカルツォーネを入れ違いに取り出すと店員が「あなたたちカルツォーネ待ってるんでしょ?はいこれ」と第一号をくれた。
さっきは閉まっていたビール売り場が開いているか、と見に行ったら営業していた。今年はBrooklynやSixpointという地元のクラフトビアもあったので差し入れがあったのか?
熱いので気をつけながら少しずつ齧る。やっぱりこのカルツォーネも最高だ。ここまで油が新しいのはかなりの贅沢。
日曜日のような盛り上がりはないが、空いているし全体的にリラックスした雰囲気はこれはこれでいい。日が沈んで涼しくなる頃を狙って来るのも良さそうだ。