チャング編に続いて以下ウブドで食べたローカルフードを。
ウブド到着がちょうどお盆と重なったことは前述の通り。観光客向け以外は予想以上に店が開いていないのであわやランチ難民化しそうなところ、パダン料理屋があった。
ジャワ料理屋同様、イスラム教徒がやっているのでこういう時には助かる。パダン料理はスマトラ出身の人たちがやっていてバリやジャワの料理とも一味違う。パダン料理の印象はとにかく辛くて黄色いというところか。スマトラは南アジアに近いので「カレー」と総称できる料理が多い感じ。
店内に人はいるがどうやら店主の家族のようだ。たまに客が来ても持ち帰りにすることが多い模様。展示してある料理を適当に選んでご飯とともに盛ってもらう。客が少ないので料理の種類も少ないみたい。二人とも鶏、魚、卵と青菜を中心にチョイス。もっとテンペとか野菜料理があったら良かったのだが。
予想通り辛いがなかなか美味しい。この店が特に優れている気はしないが、ほかのパダン料理屋も試してみたくなる。
ようやくお盆が開けたので近くの村、Sayanの市場へ出撃。ここはチャングから来る途中に運転手が教えてくれていた場所で、朝7時から営業していることも知っていた。昨日も近くを通ったついでに覗いたのだがほとんどの店が閉まっていた。
市場そのものは小さいけど今日は肉屋もいて活気がある。それ以上に広場に展開されている風景が目を引く。期待通り屋台が集まっているのだ。
どれも気になるけど、まずはバナナの葉で包んだものには概して弱いlulunがナシブンクスをゲット。
中身はご覧の通り。美味しそうに見えるけど味はまあ普通。
少し先には大人気のナシクニン屋。てきぱきとかなりのスピードでナシクニンを包んでいるのだけど注文が多いので待つ客が途絶えない。
見た目はどうってことないがこれが実に美味。今まで食べたナシクニンで最高かもしれない。
緑豆ぜんざいの屋台もいる。
屋台の回りではおっさんたちが丼を抱えて食べている。座るとことがないな、とおもって見回していたらおじさんがプラスチックの椅子を指差したのでそこに座る。
ここのは緑豆と赤い豆のチャンプル。うまい。
そしてソトアヤム。スープだけかと思ったらご飯がついてきた。ほかの客はご飯を食べているようではなかったので、麺入りかご飯入りを頼めばいいのだろうか。
スープに生野菜をプラスするという発想はないなあ。けっこううまい。
米菓子屋もいたのでもちろん立ち寄る。
チャングの市場と似ているが入っているものが少しづつ違う。トウモロコシ入りご飯は新しい。
見るからに美味そう。実際おいしい。
最後にlulunがさらにバナナの葉で包んだものに注目。訊くとイワシ、鶏、豆だという。イワシと言われたら買わずにはいられない。
左の鶏はレバー主体であまり好みではないが中央のイワシはなかなか美味しい。豆というのはピーナツとココナツだった。いずれもご飯のお供にぴったり。
翌朝はウブドの市場へ。規模の大きさと人の多さがSayan村とは桁違いだ。時間が少し遅いというのもあるが、こちらはツーリストもけっこういる。道端のバイク置き場から市場内に入り、左の方に降りたあたりに屋台が集まっているようだ。
米菓子屋がいたので近寄ったら既に商品がほとんどない。あるものを包んでもらう。
すぐ近くにナシブンクス屋が何軒かあった。そのうち一軒は鶏料理がメインだったが、あれは鶏の蒸し焼きayam betutuだったのかな。
Sayanの市場にはなかったjajaを売っているおばさんを発見したので見繕って購入。
家に帰ってナシブンクス、米菓子、jajaで朝食としたのだけどどうも味が変で、米菓子がやや糸を引いていたような気もするしjajaにはやめておこう、と残したものもあった。Sayanの市場で買ったものは全部新鮮だったのに、この違いはどこから来るのか。
午前中はまたスクーターでウブド近郊を廻り、帰りにそのへんのバビグリンでお昼を購入。
悪くはないのだけどPak Malenと比べると明らかに見劣りがするのは仕方ない。特に内蔵がちょっと臭かったのが減点対象。
午後から雨になって肌寒いぐらい。夕方には悪寒がするので布団に入ったら熱が出てきた。そうこうしているうちにlulunにも食中毒の症状が現れてきた。幸い二人ともなんとか翌日の台北行きには間に合うぐらい回復はしたけど、旅行中の食中毒を甘く見てはいけない。