特集ページ:モントリオールとLe P'tit Train du Nordサイクリング

2010年8月、カナダのケベック州モントリオールとLes LaurentidesのLe P'tit Train du Nordサイクリング

Nominingue: ProvincialArt

評価:4/5点4 stars

ProvincialArtはGîte、つまり民宿。GuyとDianeという夫婦がやっているが、Dianeがなかなか料理上手だということなので、ほう、ケベックの家庭料理とはどんなものぞ、という興味から泊まってみることにした。

Nominigue: ProvincialArtProvincialArt

到着して一通りの説明を受けた時に、アルコールは出せないから飲みたければ街で買ってくるように、という指示を受け、一軒しかない小さなスーパーでワインを仕入れた。

Montréal 近郊:3日目

8月23日(月)自転車で Mont-Laurier からNominingue へ

朝はまず斜め向かいのガススタンド兼スーパーへ朝食の買い出し。こんなところの(失礼)予想以上にパンがまとも。やはり、ケベックだからなのか。冷凍のクロワッサンを焼いただけだと思うけれど焼きたてだし、ここでこれは嬉しい。メープルシロップとピーカンナッツ入りのデニッシュが特によかったな。


Mont Laurier 駅跡?
Mont Laurier 駅跡?

さてさて、ついに今回の旅のメインイベント Le P'tit Train du Nord の走行開始。200km を4日間プラス休息日1日でのんびり走る。先月 Telluride で余りにもハードに遊びすぎて休暇が終わって疲れ果てていたという反省をふまえての年相応のゆったりとした日程組んだ。

Montréal 近郊:2日目

8月22日(日)Montréal 、夕方から Laurentides の Mont-Laurier に移動

朝食をとりに1階に降りると、宿泊客のほとんどがフランス語圏のカナダ人。夏休みに田舎から観光に来たというパターンなのだろうか?それにしても、少数派のアメリカ人たち、声がでかい。彼らの大声は日々耳にしているけど、カナダに来ても実感する。

まずは、夕方に乗るバスの券を購入しにバスターミナル(Station Centrale d'Autobus Montréal)へ。窓口には列ができていたので空いている発券機を利用しようとしたら、カナダの銀行のカードでしか購入できない仕様のようだ。クレジットカードが駄目なんて、ちょっとどうよ。仕方がないから列に並んで購入。

カナダドルは前回の旅で残ったわずかばかりしか手元になかったので作らなければと、バスターミナルの ATM でトライしたが駄目。それでは両替しようと両替の窓口に行くと、米ドルからカナダドルはしてくれない。逆はやってくれるのになんでや。

半分途方にくれながら、取り敢えず移動しようと、地下鉄に乗りにいくと今度は地下鉄の券売機もカードでは買えないし、窓口でも駄目。手持ちの現金使い果たす形でなんとか切符を買ってターミナル駅のあるところへ移動。駅構内の ATM で現金を作ることができて、ほっ。どうやら、Plus マークが付いていても、駄目な銀行と大丈夫な銀行があるみたいだ。ターミナル駅周辺にはちょっと高めのホテルが並んでいるので、いざとなったらホテルで両替も考えた。

Montréal:Exporail(カナダ鉄道博物館)

Exporail Exporail 道路脇でお出迎えしてくれる機関車

悪天候のためサイクリングを中止して急遽 Exporail(Le Musée Ferroviaire Canadien)に行くことにした。場所は Saint-Laurent 川を渡った郊外で、直線距離ではたいしたことないが、地下鉄は通っておらず足の便の悪いところ。ホテルでもらった観光マップを見るとダウンタウンの 1000 De La Gauchetière からシャトルがあるような記載があるので行ってみると、路線バスを利用するのだとか。最初に乗るべき130番のバスは 1時間に1本しかない。さらに、そのバスで終点まで行って別のバスに乗り換なければならない。20分ほどバスを待った後、1時間近くかかって到着。正直、途中で行くの止めようかという気分になった。最初のバスで一人7.25ドル払って高いなと思っていたけど、走る距離&時間は長いし妥当なところか。次のバスではモントリオールからバスで来たのだったら料金は払わなくていよいと。乗り換え切符とかもナシで済むところが牧歌的な。

Montréal: Restaurant La Paryse

評価:3/5点3 stars

予定よりモントリオール到着が遅くなったし、雨模様で肌寒いこともあって夕食は宿の近くで手軽に済ますことにした。予習しておいた店で徒歩圏内にあったのはRestaurant La ParyseL'express Restaurant。迷わず気楽そうなLa Paryseに向かった。

Montréal: Restaurant La ParyseMontréal: Restaurant La Paryse

Montréal 近郊:1日目

8月21日(土)NYから Montréal に移動

今日から29日までの9日間、モントリオールとその近郊への旅。一番の目的は Montréal の北側に位置する Laurentides にある Le P'tit Train Nord という廃線跡のサイクリングロードを走ること。その時、経由することになるモントリオールも16年ぶりに楽しんでくる予定。

今日はモントリオールまでの移動の日。朝8時15分ペンステーション発モントリオール行きの AMTRAKに乗って、11時間の電車の旅。6時起きで家を出て余裕を持って駅に着いた。ところがだ、出発ゲートが表示されるのを待って列に並んで係員のいるゲートまでたどり着くと、モントリオールに行く人はまず数メートル先にある仮設カウンターで手続きをするように指示。どうして、それを先にアナウンスしない?さらには、自転車はホームで折り畳んで輪行袋に入れようと思っていたら、降りる前に袋に入れなければだめだと。ホームで袋に入れるからと話を付けると、一度は許可してくれながら、しばらくするとやっぱり駄目だとウダウダ。そんなことしているうちに、チャリをしまう時間がなくなったり、ホームに降りてから最初に乗り込もうとした車両はモントリオール行きの乗客用じゃないから、反対側に行けと言われ、移動しているうちに他の係員がドアを閉めてしまう。そして、目の前で電車が滑り出て....... はぁー。今日から9日間の私たちの休暇、どうしてくれる!1日1往復の電車なのよ。

Montréal 近郊:準備編

モントリオール育ちの上司と夏休みの話をしている時、今年はサイクリングしたいと言ったらケベックのことを色々教えてくれた。ちょっと調べてみるとケベックは自転車道がよく整備されていて、州政府観光局がちゃんとした本も出している。Cycling in Quebecがそれだ。当然英語版・仏語版があるが、ここは軟弱に英語の方を選択。


Cycling in Quebec
Cycling in Quebec

早速取り寄せてみるとこれがなかなかよい。本の出来も良いが、自転車道そのものや、交通機関や宿泊施設などの関連インフラも自転車旅行者のことを考えて整備していることが読み取れる。例えば、チャリダー向けとして認定を受けているキャンプ場は、自転車とテントで旅している人はどんなに混んでいても泊めてくれる。寝るところがないのは辛いからなあ。それだけ需要もあるし、供給側も力を入れているということだろう。やっぱりフランス的。気に入った。

日程は8月末の一週間。週末を合わせて最大8泊9日。飛行機に自転車積むのは色々面倒なので、できるだけ陸路。この条件で行き先を考えた。

ページ