上海:4日目

2007年5月26日(土)

上海での朝食で是非一度「豆花」を食べたいと思っていた。甘くないタイプの豆花を油条と一緒に頂くらしいので朝ご飯にぴったり。で、豆花のありそうなホテル近くの店に行ったところ営業していない。残念。すぐさま気持ちを切り替えてバスに乗って小龍包屋に向かう。

コイン式トイレコイン式トイレ

昔中国を旅していて lulun が一番閉口したのがトイレの汚さ。旅先でのそう言う点に関してはかなり寛大な方だと自負しているのだけどね。とても人間の使用した後には思えないような事態を目の当たりにして夢に見るほど衝撃を受けた。それも上海に限って言えばトイレ事情はかなり優秀だった。コイン式トイレって壊れていたり汚かったりするフランスのものが一番馴染みがあるから良いイメージは持っていなかったが、上海のはよい。トイレに管理人がいてまめに掃除してくれているのだから(夜はともかく?)まともです。1元と安いので、お茶を飲むところに入って借りるよりもずっとポイントが高い。ちなみに用が終わってドアを開けると水が流れるよくあるタイプみたい。そのほか、デパートなどのもきれいだったよ。田舎の方は相変わらずという噂を耳にしたけどね。

一旦ホテルに戻ってから午前中はその昔日本人がたくさん住んでいたという街の北の方にある虹口エリアに行ってみました。まず虹口足球場駅に行くのだけど、そこで上海の地下鉄のふざけたシステムが明らかに。泊まっていたホテルからは地下鉄1号線に一駅乗って上海火車駅へ行き、そこで地下鉄3号線に乗り換えればすぐに着きます。で、乗り継ぎ切符を買って(料金が高いなと思いつつ)上海火車駅まで行ったら、なんだか様子が変。普通なら3号線の乗り場へ行く通路の表示がない。改札を出なければ行けない?なんで?英語のできる地下鉄職員とのやり取りの結果分かったことは、上海火車駅は乗り継ぎ駅でないので、一度外に出てもう一度切符を買わなければ行けないということ。どうやら乗り継ぎが可能な駅が決まっていて、今回の場合は近い方へ一駅でなく、ものすごく遠回りして1号線と3号線の乗り継ぎ用に決まっている駅経由でないとだめみたい。たくさん乗る分料金は高くなるし、そんな切符売るな!だよね。あとで、券売機で確認をしたら確かにそうなのよね。変なシステム!

ぼられたと思いつつもとりあえず虹口足球場駅に到着。目の前のサッカー場を含めて駅前は一大建設ラッシュ。地下鉄降りてすぐにサッカー場というのはいいよね。さてさて、この虹口エリアはその昔日本人がたくさん住んでいたらしいです。現在は大きな魯迅公園もありちょっとよい住宅地。まずはその魯迅公園に向かうと、ミニ遊園地のようなものがありました。週末ということもあり親子連れでにぎわってました。

更に進むとかなりの人数の人たちが公園にくり出してました。太極拳や練功をしている人がたくさんいるのではという期待は外れて、演技服の人たちが少しはいたもののみんなおしゃべりばかりで動いてくれない。せっかく、剣や扇を持ってたりするのにもう一通り終わった後なのか残念。陳式をやっているおばちゃんんが一人と、基本練習している人がわずかにいる程度でした。

元気だったのは踊る人たち、それも社交ダンスの人たちがすごい。みんなすごく楽しそうに踊っていて見ている方まで楽しくなります。踊っているのもまさに老若男女でした。そのほかにディスコダンスみたいなグループもいてみんな気ままに楽しんでました。なんかいいです彼らの生き方。

魯迅公園 ダンス魯迅公園で踊る人たち
虹口虹口エリア

虹口虹口エリア

街歩きを楽しみながら目的地「飛龍」に向かい軽く食事をする。そして前日に前を通り気になっていたザリガニ屋に。夏の風物詩?ザリガニを楽しみました。今回の旅行を残りの方が短くなってきたので、お買い物も最後の仕上げをと人民広場駅近くにある第一食品商店に行ってみたら、軽く食べることができるコーナーがあって小揚生煎館が出店していた。これは便利なところにある、今度機会があったら使えるかも。その横で豫園にある超有名店「南翔揚包」も出店していたけど、こちらは客がまばら。行かなかったことは正解だったかも。まあ、このぐらいの手軽さだったら試してもよいかもしれないけどね。

さすがに歩いてばかりで疲れたので、3時頃に宿に休憩に戻ったら部屋が掃除ができておらずまだ朝出かけたときのまんま。仕方がないからそのまま休んでいてちょっとウトウトしかけたときに、ドアのチャイムが鳴る。客が部屋にいるときに掃除にくるなんて、何を考えているんだ。サービス業としてはまだまだね中国。さすがに高級ホテルだったら違うかもしれないけどね。

お腹がすいたので少し早めに夕食に出て湖南料理をいただいたあと、散歩&お買い物をしていると陜西南路駅近くにエッグタルトの莉蓮蛋撻餅屋を発見。迷わずデザートとしてゲット。